FCRセッティング-ストレート径だけを複数回変更-23/08/29

FCR-ジェットニードル CBX1000
CBX1000FCR
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FCRセッティング-ストレート径だけを複数回変更-23/08/29

過去の履歴から、ストレート径を90FTS#2にしていたのですが、どうももう少し、
吹け上がりが良かったり、もう一段階気持ちよく走ってくれるはず!
と考えてしまいました。
というわけで、今回はジェットニードルのストレート径だけを変更して試走してみました。
ASの戻しなども触らずでございます。
試したかった事としてはASを触らずにジェットニードルのストレート径だけを変更して、
変化がどのあたりにどのようにあるか?ということです。
結果としてASを触らずにストレート径だけを順番に変更する分には問題が無さそうという事です。
ただし、ASの戻しがおおむね1.0分戻しが適正の時の話でございます。
0.30分戻しが適正の時だとストレート径の影響は多く出るかもしれません。
理屈で言えばASの戻しが大きい時はASを多少動かしても影響が現れなくいからだと思います。
他にはストレート径がスロットル開度1/16程度に対する影響がどれ位かも見ておきたかった次第であります。
【作業前のセッティング】
AS-0.55分
PS-0.45分
SJ-48
JN-90FTS#2
MJ-120
加速ポンプ-1.0mm
加速ポンプ-KLX250

作業内容は

①90FTS#2
→
②90FTR#2
→
③90FTQ#2
→
④90FTP#2
→
⑤90FTN#2
→
⑥90FXM#3=90FTM#1

でございます。
順を追ってレビューいたします。
それではレッツスターティン!

①90FTS#2

トップバッターですが、悪くはないですが、もっとよくなるかもしれないと思って、
90FTR#2に変更します。
ハイスロを導入してからか、FCRの浮動バルブ周りを新品に変更してからか、
4月からの数か月間いまいちもう一段階よくなるのでは?
と思いながらバイクに乗っておりました。
次の変更へ

②90FTR#2

良くなった気はするのですが、いまいち納得がいかない感じです。
普通に乗る分には問題はありませんが、雑な急開をしたりすると詰まったような感じを受けます。
丁寧なスロットル操作だとあまり気にはならないのですが、
雑なスロットル操作でFCRを楽しみたいので、もう少し変更してみます。

③90FTQ#2

特に悪くはないけど良くは無いという感じです。
ちなみにジェットニードルで90FTOという番手は存在しない様子です。
おそらく0(ゼロ)とO(オー)の区別がしにくいからだと思います。

④90FTP#2

この番手は私のジェットニードルのラインナップでは欠番になっております。

⑤90FTN#2

症状が現れたのですが、被り気味で乗れた感じではなくなりました。
スロットル開度的には1/4程度から1/2程度に感じますのでストレート径とクリップ段数の担当範囲です。

⑥90FXM#3=90FTM#1

切り上がりの違いなので90FXM#3=90FTM#1となります。要するにクリップ段数が足りない時の
番手になります。CBX1000用にBITOさまが販売しているジェットニードルです。
90FTN#2で試走した時には被り気味で試す価値は無い状態でしたので最初からクリップ段数をあげて、試走しております。
結果としては吹け上がりも良好です。

検証としては良いけど、セッティングとしては不完全

検証としては知見の為に得ることはありましたけど、
セッティングとしては不完全でございます。
セッティングとして完全に試すにはクリップ段数を固定してストレート径を調子が悪くなるまで、
変更していく必要があります。まだ出来ていません…。
私のCBX1000であれば、
【現在】
90FXM#3
→
①90FXM#2
クリップ段数をさらに薄くしてみて調子が良くなればストレート径の問題ではなく、
クリップ段数の問題という事になりますので、クリップ段数を固定して他のストレート径で色々試す必要があります。
→
クリップ段数が90FXM#3でベスト判断した場合は
90FTN#1
90FTQ#1
90FTR#1
90FTS#1
と順番に悪くなる所まで試していく必要があります。

FCR初心者向け-ジェットニードルを持っていないうちはクリップ段数を変更する

初心者の打ちはジェットニードルをいくつも持っていないはずです。
細やかなストレート径の検証はジェットニードルをいくつも買い揃えないといけませんが、
クリップ段数の変更は同じジェットニードルで試す事が出来ます。
どこまで、こだわってセッティングにチャレンジしてみるかにもよりますが、
おおむねクリップ段数を変更するだけで事足りる場合がほとんどだと思います。
SJとストレート径も組み合わせが一度決まってしまえば、通年を通してそこまで変更しなくても良いような気もします。あくまでもどこまでこだわってセッティングをするかにもよります。
ストレート径を揃えまくってセッティングを始めると脱初心者状態に突入だと思います。

FCRセッティング-ストレート径だけを複数回変更-23/08/29

よく考えるとストレート径だけ変更しての検証は過去に自分では行った事はありませんでした。
分かった事は2点

①ASは触らなくても下回りに変化はない。
②同じクリップ段数でも被る位濃くなる。
③1番手程度では変化が分かりにくい。

文章で書いているので表現は色々あると思うのですが、この3点が私が今回得た内容です。
私のCBX1000はハイスロを装着しているので、ナロースロットルのバイクで似たような検証をした場合は違う感想が出るかもしれません。
曖昧な感じの投稿になっておりますが、今回の投稿はこの辺で終わりたいと思います。
それではよいFCRライフをお過ごしくださいませ。
シーユーアゲイン!

作業写真

写真はセッティング時に撮影した物です。CBX1000はタンクの着脱をしてからジェットニードルの交換になるので15分位かかります。

空燃比計の購入

後付けになりますのでワイドバンドのセンサーはBoshを使う事がほとんどです。
マフラーの溶接用のボスのサイズはM18×10 P1.5です。
マフラーの素材を選んで購入する必要があります。空燃比計をセットで購入した場合はスチール製が付属している場合もあります。CBX1000にはPLXのDM-6を使っています。CBX1000は52パイの丸形を使うと中央の電圧計とメーターを交換出来ます。
※PLX DM-6は生産終了の可能性があります
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