FCRセッティング-BITO出荷状態のセッティングは超優秀!なはず…

FCR-着脱FCR
CBX1000FCR
この記事は約6分で読めます。

FCRセッティング-BITO出荷状態のセッティングは超優秀!なはず…

先日、BITOさまにFCRのJNの特注について電話で問い合わせをしました。
半年ほど前にはJNを注文をした時にFCRの初期セッティングについて教えて貰いました。
※ネットに書いてあることの真偽は定かではないという事前提でお願いします。
下記のセッティング内容を私が聞き違えて書いている事も考えられらます…

【CBX1000の出荷時のセッティング】
BITO出荷時のセッティング
SJ-40
PS-1.45分戻し
AS-1.30分戻し
JN-90FXM#3
MJ-130

上記でいかに考えてセッティングして出荷しているのかという事に考えてしまいました。
ジェットニードルについては
90FTM
→
90GTM
→
90FXM(特注)
という状態で20年かけて変更していった様子です。
電話で問い合わせて明瞭に答えるという事は各車輌ごとにデータをしっかり分かるように保存しているか、雑にセッティングしていて全車種同じのどちらかだと思います。
話を聞く限りではしっかりとデータを残している!と思いましたしそうであると信じたいです。
たまたま、CBX1000に関してだけ詳しい方がお電話で対応をされたのかもしれませんが、
少なくともCBX1000に関しては出荷時点でセッティングをしっかりと考えて出荷しているのだと思います。他にもCBX1000のエンジン内部のアフターパーツなども販売されているので、
CBX1000に関してはノウハウなども多いのかもしれません。

出荷時点のセッティングは重要

出荷時点のセッティングは車輌に取り付けた時点で気持ちよく走れるか?
テスト用の車輌では気持ちよく動作していた。
という事前提でセッティングを進めれば大きくセッティングを外す事はないと思います。
セッティングというよりは車輌ごとの個体差による微妙な調整になると思います。
前提として出荷時点でのセッティングが優秀であるという事になります。
ASとPSを触って始動性をみてどうにも調子が悪ければスロージェットを交換。
ジェットニードルは交換しないこと前提で試走をしてみてクリップポジションを気にいる所を探す。
適正なクリップポジションから3段くらい変更すると明らかに不調になると思います。
その後にスロットル開度1/2~3/4あたりで丁度良さそうなメインジェットを探す。
最後に全開走行でメインジェットの番手が納得いくか確認する。
といった流れになると思います。
キャブのセッティングは、ABテストなので、比較対象がないと進めにくいですし、
調子のよい状態を知らないとセッティング後の調子が、やや良いのか?ベストか?
も判定出来ないと思います。
初期出荷って必ずカスタムショップが出した現在の100点満点のセッティングだと思ってセッティングを進めれば、あきらかに検討はずれなセッティングになる事もないと思います。
どこまで信じるかは自分次第になるとは思います。
私の場合はクリップポジションは#1や#2などの薄目の方がいいなと思ってセッティングをしていました。それでBITOさまに電話問い合わせをして教えて頂いたジェットニードルが切り上がりを薄い方向に特注していました。色々迷っていたところにプロの答えの一案が見えると間違った方向ではないと認識出来ます。廻り回って初期出荷状態になる位優秀なセッティングなのだろうと思います。

ちなみに私のCBX1000の現在のセッティングは
SJ-48
AS-1.20分
PS-1.00分
JN-90FTN#1
MJ-125
です。
季節的な要素が含まれていると思います。加速ポンプはスロットル開度1/2以降で遅めに効き始めます。
JN-90FXM#3 = JN-90FTM#1
が同等なので、ストレート径を微妙に薄くしたかったので
JN-90FTM#1
→
JN-90FTN#1
にしています。
色々触りまわしてはいますけど、異常なほどセッティングはずれていはいないと思います。
スロージェットは私の好みで濃い目にしています。

中古や流用品のFCRについては?

上記までのお話は新品でFCRを専用品で購入している事が前提でございます。
中古品を買われている場合や流用品を使われている場合は当てはまらない可能性が高いです。
中古品はおおむねあまり使われていなくて古くなったFCRか酷使されて本当にだめなFCRかどちらかの可能性が高いと思います。使われていなくて古くなったFCRをゲットできた場合はオーバーホールや清掃を自分自身で行える場合はラッキーかもしれません。おおむねガソリンが固着していたり、
錆びを落とすだけで素晴らしい性能を発揮してくれると思います。
酷使されて本当にダメな場合はボディが削れている状態でリペアキットを導入したり、非分解部分のパッキンが溶けていたりも考えられます。FCRはレーシングパーツなので劣化したパーツを交換していけば完調になるとは思います。しかし、パーツの交換ダイヤ手間を使う時間を考えると趣味性が無い限りは微妙なお買い物になると思います。当然お店に頼んでリペアしてもらうと工賃はそれなりにかかるので新品を購入した方が良い結果になります。DIYを楽しむという心構えが無い限りはあまり手を出さない方がよいかもしれません。

FCR初心者向け-初期セッティングはどうする?

前提として初期出荷状態のプリセッティングが優秀であるとしていのお話です。
セッティング用の工具もジェット類も無いという状態であれば3つほど触ればとりあえず走れるとは思います。
①PSを触ってエンジンの始動性を調整
②ASを触ってスロットル開度1/16~1/8のクラッチミートからの発進性を調整
③クリップ段数を好みの位置にする。
これですぐに走り出せると思います。負圧式のキャブから変更して性能が上がっているかはこの時点では疑問ですが、少なくとも強制開閉式のキャブレターのフィーリングはつかめると思います。
びっくりするくらい性能が上がるかと言えば少々疑問ですが、
少なくともセッティングをシビアに自分で楽しむことが出来るという新機能は追加されております。
同調作業をしたりメインジェットを交換したり1年経ったらリップシールを交換したりと、
色々触りまわしてみてください。

FCRセッティング-BITO出荷状態のセッティングは超優秀!なはず…【まとめ】

出荷時のプリセッティングを信じる事が出来れば、FCRで走り出すのは難しくはない作業かもしれません。少なくともキャブレターはこれから大きく進化する事もないデバイスです。
情報も探せばかなりの量が出て来ます。パーツも簡単に手に入ります。
20年前のように手探りで何が正しいのか?雑誌に振り回されるという状況でもございません。
レーシングキャブレターは2022年12月の段階では平気で購入出来ます。あと10年経ったら状況はどうなるかは分かりません。今のうちにFCRなどのレーシングキャブレターを装着してバイクで遊ぶのもありかもしれません。それでは皆様も楽しいバイクライフをお過ごしくださいませ。
シーユーアゲイン!

CBX1000写真ギャラリー

エキパイが目立つような写真を過去の投稿から抜粋して掲載してみます。
エキパイとヘッドが目立つデザインのバイクなのでどの写真でも目立つのですが近いショットか見上げるようなショット中心です。
タイトルとURLをコピーしました