FCRセッティング-全開!メインジェットはギアごとでも確認する
私なりのCBX1000のFCRのメインジェットのセッティング方法です。
シャーシダイナモ使いましょう。以上。
というわけではございません。
きっかりとしたやり方ではなくて少し抽象的な感じでの書き方になります。
まずスロットル開度3/4まで小綺麗にセッティングが出来ている事前提でございます。
メインジェットはスロットル開度1/2程度なら120から125に2番手程度変えても変化が分かります。
スロットル開度1/2程度はジェットニードルのストレート径やクリップ段数も複合的に関わっているように思えます。どれかを変更しても影響があります。
ちなみにメインジェットは薄過ぎる番手の場合は少々変更した程度では違いは分かりにくいです。
CBX1000の適正だと思われるメインジェットは私の場合ですが、105-140の間程度だと思っています。
あくまでも現在の私の考えです。
そして現在はおおむね128前後でメインジェットを変更しています。
適正な感じだとスロットル開度1/2から3/4辺りでも加速が凄い伸びます。
そのあとに全開までスロットルを回してスピードが出来る所まで走るのですが、
全開辺りのメインジェットの良し悪しはまだ私にはよく分かりません。
スロージェットを1番手ずつ変えたりする程度では分かりにくいですが、
2番手変えると良し悪しはなんとなく分かりますが、これだ!
という感じではなくてふわっとした感じでいつも終了してしまいます。
全開で走行できる時間は安全の都合上、非常に短い秒数です。
本当に納得満足確実なメインジェットを選定するのはシャーシダイナモが必要かもしれません。
ただし、ふわっとこの辺りだろうなと思えるメインジェットは分かります。
しかし、メインジェットを変更する度にスロットル開度3/4を経由するのですが、
スロットル開度3/4あたりでよいなと思えるメインジェットは総じて、
全開でも良いなと思えるメインジェットです。
スロットル全開の作業はどちらかと言えばメインジェットの確認という程度になってしまいます。
ギアポジションごとの様子も確認する。レブも多少は気にする。
FCRのセッティングはエンジンの回転数を気にせずに行うという事を先人から聞いております。 ギア4とギア5でのスロットル開度1/2辺りで6000回転から全開までの吹け上がりの加速感をチェックするように走行しています。どんな様子で吹け上がるか?何キロまで出るか? 満足いく加速が出来るならその状態はメインジェットが適正だと思えます。 エンジンの回し方や乗り方にもよりますが、CBX1000の場合はすぐにレッドゾーンに突入してしまいます。150km/h以上で走って油温がすぐに100度を超えてしまいます。
レブリミットの設定は10000回転程度なら大丈夫です。
私のCBX1000はCB1という型式です。ASウオタニSP2を装着している場合ですが、レブリミットをダイヤル【0】の9200にしてもCBX1000の場合は全開走行出来ているうちに入らないと思います。 レブリミットは10000回転程度を超える位でも無理なく気持ちよくふけ上がってくれます。 むしろ、10000回転前後が1番気持ちよくふけ上がって加速していくような感はあります。 私はレブリミットの設定は【6】の10400にしています。 古いバイクのメーターは正確ではないのですが、限界まで回すと失火しているのでもう少しレブリミットをあげてもよいかもしれません。ギア4の場合はすぐに回転数がリミットまでいきますが、 ギア5の場合はほんのちょっとスロットルを戻しながら調整して走ると綺麗にスピードに乗ってくれます。
全開走行は複合的に見る
メインジェットを決める時は上記のように複合的に評価する必要があります。 レブリミットと相談しながら走らないといけません。 CBX1000のような古いバイクでレブリミットで長時間油温が100度を超えるような状態では走りたくありません。私のCBX1000の場合だとオイルパンからセンサーを取っています。意識せずに走らせると110度手前まで上がる事もあります。空冷エンジンは温度上昇に強いと言ってもあまり気持ちよい物ではありませんのでほどほどにやめるようにはしています。
空燃比はどの程度で見ているか?
概ね12台に収まるように気にしながら走っています。あっているかどうかは分かりませんけど、 13台になるとスロットルを捻った時にエアの流入で遅くなるような気がしています。 一瞬薄い方向に数値を示すのは気にはしないようにしています。 現在の私の感覚だと全体的に12台に収まるようにすると気持ちよい加速感のセッティングになるような気がしています。
メーターの精度
ここまでで、速度計、タコメーター、空燃比計と油温計の話を出しました。メーターはしっかりと0の値が取れているかは不明瞭なので、ある程度は誤差があるという前提で見る必要があります。 全くあてにならないという訳ではありませんが、完全にあてにしてもよろしくはないです。 一つあてにしているのはASウオタニSP2のレブリミットです。どこまで正確かは分かりませんが、 少なくとも失火した瞬間はエンジンの回転数が10600になったのだろうなと思ってCBX1000に乗っています。
メインジェットの番手の薄いと濃い
私の感覚ですがメインジェット125から130で空燃比で0.5程度変化するという風に考えています。 適正値から外れすぎるとジェットの交換の効果は無いように思えます。
FCR初心者向け-レブリミットは限界値に少々近くする
物事はほどほどですが、リミッターを操作出来る場合は少々ならレッドゾーンに噛ませても大丈夫だと思います。しかし、あまり気持ちの良い物ではありませんので、セッティング中だけリミッターを変更したり解除したりするという方法でよいかもしれません。 常にリミッターを解除した状態でいるとエンジン回転数を意識せずに長時間回してしまってブローするという危険もあるかもしれません。 回転数やスピードなどを意識して試走出来るなら少々はリミッターを弱めておいた方がセッティング中の試走はやりやすいはずです。
FCRセッティング-全開!メインジェットはギアごとでも確認する【まとめ】
まとめとしては、全開走行はスロットル開度を中心に他の要因も見てセッティングする必要があるという事です。少なくとも速度で言えば、パワーを限界まで出している状態ですからそれ以上はありません。そこに至るまでの過程がどんな状態かというのは把握しやすいと思います。スロットル開度が1/2を超えたあたりは何回転でギヤチェンジするなど、色々な加速方法で吹け上がりを見てもよいと思います。 今回はメインジェットの選定のお話でした。 寒い時期はまだまだ続きますが皆様も風邪を引かないようにお過ごしくださいませ。 それではシーユーアゲイン!
CBX1000写真ギャラリー
CBX1000のサイドの写真を中心に過去の投稿から抜粋して掲載します。
FCRのジェット類の購入について
セットで購入する事をオススメしております。一つずつ購入するのは金額や時間の面で考えても非常にロスが出ます。小物については事前にストックを用意しておいた方が安全です。純正や社外品などに特にはこだわりを持たなくても良いと思います。
FCR-メインェット
セット購入をした方がケースもついているし断然お得です。また、広い番手で持っていた方が吉です。全開の時だけでなくて、スロットル開度1/2あたりにも思った以上に影響があります。
ポチップ
返品の難易度や送料を考えるとアマゾンで買う方が良いと思います。
プライム会員なら送料無料です。
POSH メインジェット FCR 100-112 6個セット
POSH メインジェット FCR 115-128の6個セット
POSH メインジェット FCR 130-142の6個セット
FCR-スロージェット
スロージェットは1つずつ購入するよりもセットで購入しておいた方がよいです。 使わないと思った番手でもセッティングをしていたら必ず試します。ケースがついているもの地味に嬉しいです。ケイヒン純正の番手と比べて48が47などの差異はあります。おおむね4気筒や6気筒であれば、40から52で揃っていれば困る事はないと思います。
ポチップ
返品の難易度や送料を考えるとアマゾンで買う方が良いと思います。 プライム会員なら送料無料です。 POSH FCRスロージェット32-35-38の3個セット POSH FCRスロージェット40-42-45の3個セット POSH FCRスロージェット47-50-52の3個セット FCR POSHスロージェット 55 57 60の3個セット
FCRの小物
FCRのセッティングについて事前にストックしておいた方が良い小物類です。モールによって極端に値段が違いますので必ず確認してからご購入ください。