電装系はどうしてる?
旧車業界のお悩みのひとつに電装系のトラブルがあります。 ○○は電装系が弱い… 20年以上たっているバイクです。電装系にトラブルやトラブル予備軍で普通です。 むしろ、四季や梅雨がある日本の環境で20年や40年トラブル無しは超優秀だと思います。 電気系は苦手…というライダー様たくさんいらっしゃると思います。 安心してください。貴方だけではありません。ほぼ全員が苦手です。 エンジンの修理もキャブのセッティングも全員が全ての項目で苦手だと思います。 と、冗談ぽく書きましたけど、旧車に乗られているライダーさまは ネジを回すのが趣味でなくて好調にバイクに乗るのが趣味です。 私が今までに当たった電装系のトラブルや対策をコラム的に書いていきます。 CBX1000よりに極端に偏った考えを語るコラムになるかもしれませんが、 ご了承くださいませ。CBX1000に興味があるライダー様やCBX1000でトラブルを抱えている オーナーさまには参考になると思います。
最初にする事
①【ASウオタニSP2】に電装系を交換してください。 ②プラグコードを新品にしてください。 ③電圧計の装着 少し乱暴な書き方になりますけど、上記の2点によって、トラブルが起きた際に、 その部分を疑わないで済みます。疑うべきはプラグコードの接続などです。 機械的な損傷を疑わなくて済みます。ASウオタニSP2は耐久性が非常に高い商品だと思っています。 【ASウオタニSP2】でのトラブルは現在の時点で直接は聞いたことはありません。 複合的な要因でのトラブルの線も疑わなくて済むケースが多くなります。 なぜ、ハーネスやレギュレターについてここで記載しないのかというと理由を書きます。 ハーネスについては正しく動作している状態であれば好んで変更する必要はありません。 ハーネスを交換する事によって接続不要などのトラブルを引き起こす可能性があるからです。 充分に準備を整えてから作業をする項目です。トラブルを起こした際にハーネスが容疑者に 浮上しても犯人と断定できるくらいまでは触らない方がよいと思います。 レギュレターやジェネレターについては定期的に確認やメンテナンスをするパーツです。 トラブルフリーだと思わない方がよいです。 最後に③について書きます。CBX1000は電圧計が標準装備ですけど、可能ならデジタルの電圧計を入れた方がよいです。何かトラブルの予兆を教えてくれる事があります。電圧が分からない車輌は電圧計の装着は必須だと思った方がよいです。私はヨシムラのプログレス2を装備しています。 油音と電圧の両方について非常に視認性が高いので、何か変だなと思ったら車輌を停止して、 レギュレターやオイル量をチェックしたりしています。
トラブル診断の方法
テスターを使ったり、配電図を見たり、色々とあると思いますけど、 私はABテストをする事が多いです。容疑がかかっているトラブルエリアの物を 動作の確認が取れているパーツと交換するか、経年劣化している消耗品などは、 新品や社外品に交換しています。こうする事で機械的な故障を疑わなくて済みます。 疑うのは接続方法がメインとなります。 メリットとしてトラブルの復旧までが速いです。 デメリットは原因が完全に分からない場合があります。 原因は完全には分かりませんが、大雑把にはトラブル箇所を特定出来ます。 トラブルシューティングは時間も費用だと考えると再発する案件以外は 過度に原因を追究しない方がよいです。旧車のトラブルは基本的に劣化や、 パーツ交換時の二次災害と考えた方がよいです。
再現率が低いトラブル
電装系であれば、ステム周りの配線系の断線しかけや、カプラーが外れかけ、 セルモーターの停止位置によってはエンジンがかからないなどのトラブルがあります。 再現率が低いトラブルはサンデーメカニックはもちろんプロでも頭を抱えるケースは あります。ただし、プロは触っている台数が多いのでトラブルの経験値から、 最短時間で答えを導き出せるケースが多いです。 再現性の低いトラブルに出くわしたら、プロやSNSに無料相談。 又はプロに有料で依頼をするのが結果的に一番コストが低いです。
レギュレターだけは絶対にチェック
旧車に乗っているとオイル量や循環については気にしておく必要があります。 今回の記事は電装系なので、そちらを中心に警告です。 レギュレターがおかしいなと思ったら即交換をお勧めします。 レギュレターは過度な電流や電圧を抑制しています。ドラレコやECU、空燃比計などの後付けメーターなどの故障の原因などに繋がる事があります。そこまで極端に耐久性が低いパーツではありませんが、 壊れる時はあっさりと壊れます。また、被害も発火したりなど尋常ではないケースもあります。 おかしいなと思ったら即チェックと定期的な点検をしてください。 配線周りが焦げていたり、カプラーが溶けている事があります。
いままであった気づきにくいトラブル
基本的に劣化から始まるトラブルです。気付けない事で時間を過度に消費したり、 トラブルを起こしていないパーツを交換したりとコストが多くかかる元になります。 基本的に疑うのは近い履歴で交換したパーツと経年劣化です。
見えにくい劣化-ヒューズボックス
ヒューズボックスの金具のサビによってランプ類が消えたりついたりという症状がありました。 これはプロに費用を払って解決してもらいました。依頼してから1時間程度で 解消されました。私が20代の頃です。経験の差だと思いました。
交換備品の不良-ジェネレター
以前に書いた記事ですが、トラブルがあるパーツをレストアして、 そこからまた別のトラブルが発生したというケースです。 前提としてトラブルは解消されているという前提だったので、完全に盲点になっていて、 解決までに時間がかかりました。トラブルシューティングの原則の近い履歴で交換したパーツ という点で圧入しているパーツを分解して原因の究明まで出来ました。 オイルの交換やバッテリーの交換、レギュレターの交換など、関連する所は新品に 交換しました。見当違いなトラブルシューティングをするとエンジンの分解まで しそうだったのでゾッとします。 ifになってしまいますが、2台持ちでジェネレターを交換できる環境だったなら、 速く気づけたトラブルだったと思います。 ↓過去記事へリンク↓ ジェネレター巻き直し
再現性が低い-セルモーター
セルモーターの軸の停まる位置などによってセルが回らないという現象でした。 ローギヤに入れて後輪を動かしたりするとセルが回ることがありました。 対応としてブラシを交換したりしましたけど、症状は改善せず。 セルモーター自体を他の個体と交換することによってトラブルを解消しました。 上記のABテストの事例になります。 セルモーターが原因までは特定しましたが、セルモーターのどの部分がトラブルの原因かは 分かっていません。
電流の容量オーバー
これも追加した瞬間なので、すぐに気づけたので大きくはならなかったのですが、 まれにしか使わないアフターパーツなどは気が付きにくいかもしれません。 CBX400Fのカウル装着に伴いホーンを1つから2連に変更しました。大きなホーンを一つつけるより、 小ぶりなホーンを2つ付けた方がよいなと思ったからです。元々のホーンの配線から電源を取っていたのですが、妙にヒューズが落ちるので確認してみたらヒューズの15Aを上回る電流になっていたので、 ホーン専用に配線を引き直して対応をしました。この時は再現性が高かったので、 対応出来たのですが、もしもごくまれにしかヒューズが切れないような症状だったら、 気付けていないかもしれません。
配線ミス
私は追加配線をする時にリレーを使っています。リレーを使う事によって、 接続デバイスの電流を安定して確保出来ます。その接続方法についてカプラの接続を間違えていました。電気的な負荷がかかっていた様子なのですが、たまたま動いてしまう接続になっていました。 動作が不安定になるまで気が付きませんでしたが、上記ので容量オーバーで再現性が低かったケースに該当します。
作業写真など












電装系はどうしてる?【まとめ】
【ASウオタニSP2】は導入して本当に良かったなと今でも思っています。もっと素晴らしい商品や単なるプラシーボかもしれませんが、現状壊れていはいないです。 もしもエンジンの調子が悪くて明らかに点火していない状態だった時にコイル関係なども疑わないといけない状況だったらと考えるとゾッとします。 基本的な考え方として、劣化と履歴を疑うで概ね解決出来ます。 電装系以外の例も軽く書いておきます。 タイヤ交換した後に後輪から異音がした時はサスが縮んだ時にタイヤがスイングアームに干渉していました。エンジンから異音がした時はマフラーを外した時に銅ガスケットが適正にはまっていませんでした。キャブのオーバーフローをした時は前日にSJスロージェットを交換してフロートチャンバーを外しました。 どのトラブルも原因があってトラブルという結果に繋がっています。 電装系は見えないのでトラブルの解決が難しいケースが多いです。 今までで一番分からなかったのがジェネレターのトラブルです。 信用出来る部分が不良だったというケースもございます。 明確にピンポイントな解決方法は書けていませんが、傾向的な判断としては参考に なるのではないかなと思います。 それでは皆様もサンデーメカニックとして楽しい日曜日をおすごしくださいませ! シーユーアゲイン!
エンジンオイル一覧
エンジンオイルの一覧です。CBX1000ではモチュール300vの15w-50を使用しています。 バイクはおおむね10w-40の傾向が強いです。古いバイクと夏場は粘度高目と覚えておいてくださいませ。化学合成油や鉱物油など気にしない場合でも末尾の数字の【30】【40】【50】にはご注意ください。値段と性能は比例します。高い分にはトラブルに関しては心配はないのですが、安すぎるとなんだか不安になってしまいます。そういった点で言えば、ホンダウルトラや値段やメーカー純正な点を踏まえても使いたい候補にはあります。
モチュール
バイク用オイルと言えばモチュールの感が強いです。。人によってはモチュール以外のオイルは使いたくないという人もいます。エンジンオーバーホール済の旧車に入れている人が多いです。 OH済のエンジンはおおむね15w-50を入れていて夏なら10w-40を使ってもよいかなという感じです。 モチュール300V 15w-50 4リットル モチュール300V 10w-40 4リットル
ホンダ-ウルトラシリーズ
メーカ純正で安価な部類のオイル群です。G1-G4までで数字が大きいほどグレードがあがるという考え方でよいかなと思います。純正志向の方などはホンダ純正オイル以外は使いたくないという方も多いです。安価だし値段は高くないしプラス面も多いです。ホンダは少し変わっていて全体的に粘度が低めです。E1は鉱物油です。早いサイクルでの交換や鉱物油派の方におすすめです。 ウルトラ G1 5W-30 1L ウルトラ G2 SL 10W-40 1L ウルトラ G3 SL 10W-30 4サイクル1L ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル1L E1 SL 10W-30 4サイクル1L メーカーHP
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ヤマルーブ
昨今、評判の良いオイル。実際に使ってみてよかったという人には数名はお会いしました。静かにファンを獲得しているような気がします。他のオイルメーカーと比べて尖ったような特徴は謳っていませんが、本当に何だか良いオイルという感じでした。プレミアムとRS4GPではRS4GPの方がグレードが高いオイルです。 ヤマルーブ プレミアムシンセティック MA2 10W-40 4L ヤマルーブ RS4GP 4L 10W-40 MA2 化学合成油
ワコーズ
ワコーズ製品を使って感動を覚えた人も多いはず。ケミカルはこれをつかっておけという位は日本で普及しています。バイク用か車用かの差異はなさそうなのですが粘度などを気を付けて購入してください。 PRO-S50 プロステージS 15W-50 E245 4L
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Kawasaki-冴速-冴強
粘度の違いに気を付けてご購入ください。900RSの大ヒットでシェア率もあがっているし、評判も良いオイルです。違いはオイルの粘度です。特に指定やこだわりが無い場合は、10W-40 冴速をおつかいください。 冴強 10W-50 1L×4本セット J0ELF-K011S 冴速 10W-40 4本
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シェルShell-アドバンスド
自社でオイルの精錬工場を持っていて天然ガスからオイルを作っている…使ってみたことはないのですが、非常に気になるオイルです。さすがに高い…が試してはみたいです。 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 15W-50(SN) 412233193-1 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 10W-40(SN) 412232193-1
SHELL ADVANCE(シェルアドバンス)
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