PLX-DM6-空燃比計-A/Fメーターの取付

PLX-DM6-CBX1000 FCR
CBX1000FCRメンテナンス
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PLX-DM6-空燃比計-A/Fメーターの取付

数年前、故障したPLXの空燃比計が届いたので取付。といか、オートゲージの空燃比計と交換。
取付場所は本来電圧計が入っていた部分に取付ます。そして、なぜにオートゲージがついていたのに交換するのかも順序だてて解説します。2商品つかっているので、レビューもします。
【空燃比計】【A/Fメーター】は当然【FCR】のセッティングの為に取り付けています。
これがあるかないかでは素人がFCRのセッティングを始めるハードルが断然違います。
みんな、最初は素人です。空燃比計を入れると素人が玄人と情報交換を出来るようになったり、
ネットで先人たちが書いてくれている情報と照らし合わせたりする事が出来るようになります。

空燃比計の取付をススメたい!

これからキャブセッティングを始める方には空燃比計の装着をぜひとも勧めたいです。
理由は私が空燃比計を取り付けることによって飛躍的にFCRのセッティングが出来るようになったからです。もちろん空燃比計があれば、セッティング出来るようになるというのではありません。
ジェットを買いそろえたり、キャブをOHしたり、色々な項目があります。やる気が1番必要です。
勧める理由を色々書きます。空燃比計があるとプラグのチェックはほぼしなくてよいです。
そもそも、プラグのチェックという項目はあまりあてにはなりません。よほど、黒い排気ガスが出ていたり、アイドリングの時の空燃比が気になればチェックしてください。全開や中間領域などではプラグの焼け色をみてもワケワカメです。
あとは全開時に薄すぎてピストンが溶けるという心配がなくなります。
FCRの仕組み上全開になった時はMJ(メインジェット)のみが作用します。理由はJN(ジェットニードル)の先端の細さは全て2㎜だから。※私が自分のJNを見た範囲で書いています。
おおむね、薄くてやばそうだなという所が視覚的に感知出来ます。これはとても大きなことだと思います。次に、数値としてセッティングのビフォーアフターを判定出来ます。本当に濃いのか薄いのか?
よく分からない微妙なニュアンスも分かります。空燃比計の校正がどれ位あっているのかは議論の余地がありますけど、少なくとも変更前と変更後での濃い薄いの変化は絶対的に数値として判別する事が出来ます。上記だけを空燃比計無しで判定出来るようになれば十分に玄人というかプロの域に感覚があると思います。空燃比計をつけることによって、あとは、手を動かしたり、マニュアルを読んだりすれば解決出来るようになります。初心者が急にFCRのセッティング作業を出来るようになるのが空燃比計の効果です。初心者向けに記事を書いていければと思っていたので、次のセクションで軽目に書きます。

FCR-初心者向け

少しおおげさだったり、違う事を書いてるかもしれません。
おかしいと思ったら初心者ではありませんので、飛ばして読んでください。

・加速空燃比、パーシャル空燃比とありますが、加速空燃比をメインに合わせた方が良いです。
パーシャルでセッティングするとエコモードになります。

・空燃比計の数字に囚われない事です。あくまで参考程度でビフォーアフターのチェックをする為の機械です。

・加速ポンプはオフにしなくてもよいです。基本的にないとバイクが面白くありません。調整もFCRはほとんど効かないのでデフォルト値のままで。シングルは噴射量だけ少ない物に変更してもよいかも。
とりあえず中級者になったなと思ってから、塗布量を変更したりタイミングを変更してみてください。
慣れた頃には加速ポンプには特にこだわらなくてもよかったなと思えるようになっているはずです。。
最初から加速ポンプを無しで当分の間セッティングするのも良いかもしれません。
重要な事は加速ポンプはセッティングでは無いという事です。
セッティングが終わった後に味付けのようにスロットルの開け具合や乗り方に応じて吐出タイミングと吐出量を調整します。

これくらいが空燃比計にまつわるアドバイスでございます。マフラーの加工やパーツの購入や作業にかかりそうな時間の参考にはなりますので次のセクションから空燃比計の取付(交換)について記載していきます。

CBX1000-3連メーター

ジェット機のコクピットを意識したデザイン!というのをどちらかで読んだ覚えがあります。
3連メーターの中央を空燃比計に変更します。52パイなので割と簡単に取付出来ます。
オートゲージなどはメータを削ったりステーをホームセンターでかわなければいけませんけど、
大した加工ではないです。最初はメーターを変更するのが嫌でハンドルにメーターを取り付けていたのですけど、走っている時に凝視する瞬間もあると言いますか、首を動かすのが危険というか嫌なので、メーターの中央に配置したというのも理由です。メーターの中央とまでは行きませんけど、
視覚的アクセスが容易な場所に設置する事をお勧めします。
PLX-DM6
オートゲージ
ノーマルメーター
PLXはオートゲージと比べて固定出来ませんので、メーターの周りに絶縁テープを巻いてメータークッションに固定しています。要するに手で強く引っ張ると抜ける状態です。ノーマルのメーターは中央が電圧系なので、電圧はどこからでも取れますし、しょっちゅう見る物でもありません。
私の場合は【ヨシムラテンプメーター】に電圧計の機能もついていますので、ノーマルメーターは非常に残念ですが取り外しました。残念ですが、取り外しました。
悲しかったので2回書きました。

メーターのレビュー

オートゲージ、PLX(ピーエルエックス)、Innovate(イノベート)が空燃比計の選択肢になると思います。私が使ったのはオートゲージとPLXです。視認性で言うとオートゲージは昼間の明るい時間帯は全く見えません。あとはセンサーのレスポンスがPLXと比べて悪い気がします。起動までの速度もPLXが上です。上記3点の製品の中でオートゲージが1番安価ですが、値段が安い分のデメリットかなと思います。視認性が悪いのも夕方程度だと全く気になりませんし、レスポンスについてもほんの誤差程度だと思います。起動速度については我慢すればどうってことはありません。お金に余裕が少々あるなら、
PLX(ピーエルエックス)かInnovate(イノベート)のどちらかを選べばよいと思います。

3機種共に他社のロガーやサブコンなどに比較的簡単に取付出来たりはする様子です。
私はPLXのウェイクアップとピカピカした感じが好きです。

空燃比計ボス取付

マフラーにボスを溶接
マフラー取り外し
マフラー加工後に車体に取付。
マフラーを外して、溶接が出来る業者様の所へ持ちこめば、2000円から10000円の間で溶接してくるのではないかと思います。注意することはボスとマフラーの素材を合わせることです。
その他の注意はマフラーのガスケットは再利用しない事です。数日経って、エンジンが壊れたような異音した場合はエキマニからの排気漏れの可能性もあります。ご注意くださいませ。

PLX-DM6-モジュール設置。

基本的にDM6の構成ですが、
【モニター】メーターのことですね。
【センサー】マフラーにつけたボッシュのセンサーのことです。
【モジュール】色々処理する箱です。
上記3点で構成されていて、配線のつなぎ方は説明書をよく読んでくださいという感じです。
ちなみに電子系の製品は6Vに変圧して使用しているものもあり、過電圧で壊れることがあるので、
レギュレターのチェックは一緒にしておいた方がよいです。
レギュレターのチェックは一緒にしておいた方がよいです。
レギュレターのチェックは一緒にしておいた方がよいです。
超大事なことなので、3回書きました。
私は整流器というか精密機器の前は2重レギュレターになっています。余分な電圧はカットです。
PLXのモジュール
オートゲージのモジュール
モニターの組み換え
雑ですけど、ざっくり写真を乗せます。作業時間はだらだらやって3時間かからない位でした。
途中でETCのヒューズが切れていて原因究明に2時間くらいかかりました。
最近は配線を触る事が多いのですけど、テスターに慣れておくと作業効率が格段にあがるので、
苦手な方も少しずつでよいのでテスターを触る週間をつけてみてください。
ちなみに私が現在使いこなしているのは通電した時に音が鳴る機能と電圧を測る機能です。
手間をおしまずにチェック用の配線を引き直したりすると確実に故障個所や自分のやりたいように配線出来ているかを確かめることが出来ます。

写真一覧

繰り返しになる写真もあるかもしれませんけど、まとめて写真を掲載しておきます。
ちなみにPLXのモジュールは配線関係を紛失していたので、アマゾンで購入したのですけど、
電源は2.1mmのDCジャック。モニターにはオーディオ用のステレオピンが使えました。
カプラーも4pinと6pinですけど、パソコン用がつかえそうですけど、確認をとっていません。
配線を紛失した方は事前に用意しておくとよいかもしれません。

PLX-DM6-空燃比計-A/Fメーターの取付【まとめ】

写真と解説を雑ですけど、書いています。詳しく調べるための足掛かりになって欲しいのと、
出来ますよという証明です。ちなみに費用は思ったほどかかっていませんし、場所と時間とやる気さえあれば、割と何とかなるレベルの作業だと思います。溶接だけはどうしても素人がどうにかなるレベルではないので事前に依頼出来る所を調べておく必要があると思います。また、マフラーを購入する時に
ビトー様のチタンマフラーなどでも事前に頼んでおけば納品する際にセンサー取付用のボスもとりつけておいてくれます。もちろん、別途費用はかかりますけど。空燃比計はCBX1000が現役の時は存在しないものでした。なので、なくてもよいかもしれませんけど、私のようなバイク屋さんでもない者が、
突然FCRのセッティングを始めることが出来るようになるアイテムです。
少しマイナスな書き方になるかもしれませんけど、FCRやTMR、CRSなどのレーシングキャブレターは取り付けて自慢しているだけの方をたくさん見ました。ショップに頼んでもよいし、自分でセッティングしてもどちらでもよいですけど、セッティングを定期的にするとバイクは楽しさ倍増でございます。
FCRでなくても最近はインジェクションなどの電子機器もありますので、燃料で遊ぶのは非常に楽しいので実際に触れとは言いませんが、興味を持って部品やパーツの名前や乗り味はどんな風になるか?
など調べて貰える方が増えたら良いなと思います。
それでぇわ!シーユーアゲイン!

空燃比計の購入

後付けになりますのでワイドバンドのセンサーはBoshを使う事がほとんどです。
マフラーの溶接用のボスのサイズはM18×10 P1.5です。
マフラーの素材を選んで購入する必要があります。空燃比計をセットで購入した場合はスチール製が付属している場合もあります。CBX1000にはPLXのDM-6を使っています。CBX1000は52パイの丸形を使うと中央の電圧計とメーターを交換出来ます。
※PLX DM-6は生産終了の可能性があります
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