FCRセッティング-空燃比計を装着するとセッティング難易度が下がります。

PLX空燃比計 FCR
CBX1000FCR
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FCRセッティング-空燃比計を装着するとセッティング難易度が下がります。

私のCBX1000にはPLX-DM-6を装着しています。
FCRのセッティングと言わず、キャブのセッティングで濃いとか薄いとか、
ボコ着くとかかぶり気味とか色々な表現をネットで見かけます。
それは書いた人の表現なので、自分のバイクのセッティングに当てはまるかどうかは不明です。
少なくともFCRのセッティングをしている時に必ず選択を迫られるのが、
濃くするか?薄くするか?現状か?の3択です。
調子が悪い事前提でジェットを交換しようとするなら、薄いか?濃いか?
の2択です。調子が良いか悪いか分からない時は調子が良い状態という事にしておいてよいと思います。より良い状態があるかもしれませんが、少なくとも現状ではまともに走行できるという状態です。少し前置きが長くなりましたが、そんなセッティングの決断を助けてくれるのが、
空燃比計です。A/F計と言ったりもします。
空燃比計無しでセッティングをする事も出来ますが、空燃比計があるとセッティングの幅が広がります。書いてある数値を読むだけで自分のバイクが濃いか?薄いか?一目で分かります。
むしろ、百戦錬磨のプロも現在の空燃比の正確な数値は判断出来ないと思います。
逆に素人でも数値を見るだけなら出来るとは思います。もちろんどのタイミングの数値を気にするかは慣れが必要ですが少なくとも見るだけなら誰でも出来ます。
今回は空燃比計を装着する事によって得られる素晴らしい効果について書いていきたいと思います。
前提として空燃比計を取り付けているという事で進めていきます。

↓空燃比計装着の過去記事はこちら↓
空燃比計-A/Fメーターの取付

加速ポンプの濃過ぎの判定が出来ます。

私は気が付くまで随分と時間がかかった項目です。
いままで、なんだかおかしいと思っていてFCRの特性かなと気にしないでいました。
スロットルを急開した時に加速がボコ着く感じがあり数秒遅れてから急加速する症状です。
スロットルを急開したのに、急激に濃い数値を示す時は加速ポンプが過剰に効いている状態です。
試しに加速ポンプをオフにしてみると非常に調子が良くなると思います。
対処方法は加速ポンプの吐出タイミングの変更か、加速ポンプ吐出総量の変更か、スロットル操作を改める必要があります。おおむね加速ポンプ吐出タイミングを変更した方が良いケースが多いとは思います。現在の状態では加速ポンプ吐出タイミングが不要な可能性が高いです。
加速ポンプが効き過ぎていると少々ジェットを薄くした程度では調整が出来ませんし、
加速ポンプの機構は微調整もしにくい不安定な物です。
加速ポンプの吐出タイミングを変更する方が手っ取り早くバイクの調子を改善出来ます。

エンジンの焼き付きリスクの回避

薄過ぎてエンジンを焼き付かせるというリスクを減らすことが出来ます。
数値としてはっきり空燃比が分かるので、エンブレを掛けた時や、全開にした時に極端に薄くなっていないかどうかも判定できます。私はエンジンを焼き付かせたことはないのですが、
エンジンの焼き付きは空燃比だけが原因ではないと思うのですが、間違いなく参考になるとは思います。少なくとも精神衛生上はかなり楽になりますし、MJの交換も安心して行いやすくなると思います。

濃いか薄いかの判別

ジェットを交換する時に濃い目にするか?薄目にするかの判定をおおむね正しく行う事が出来ます。
ライダーの体感でこのスロットル開度が気に入らないなど最初に様子がおかしいと思うのはライダーの担当ですが、いまいち濃い目か薄目か分からない時に正しいジェットの選定をする事が出来ます。
濃いか薄いかの方向性が分かるだけでもジェットの交換作業の手間が減ります。
CBX1000は6気筒でジェットの交換はタンクの着脱をするケースが多いです。
私にとっては非常に助かっています。

その他の異常を判定出来ます。

アイドリングが薄過ぎるとか、濃すぎるとかの判定もしやすいです。
乗らないと分からないとか、音を聞かないと分からないとかの判定に目で見て判定をする事が出来ます。パイロットスクリューの調整は音やレーシング(カラ吹かし)だけで分かりにくければ、空燃比計をみておおよそ適正化どうかも判定出来ます。スロージェットが大きすぎて少しアイドリングを高めにしているとパイロットスクリューが効かないので、そういったおかしいなと思う症状にすぐにたどり着きやすいです。誰かに教えてもらうか自分で気が付くまでは謎の異常です。
少なくとも自身にとって異常があるというのは察知出来ます。
謎の異常でも色々原因を予測しながらジェットを交換したりすると原因が判明して解決出来るケースも多いです。

他人と話が出来ます。

詳しい方やSNSなどで他人に質問をしたり、相談をした時に症状を数値を添えて質問出来ます。
これはかなり大きいことだと思います。
また、先人達のセッティングデータを手に入れた時に比較したりもしやすくなります。
これが空燃比計が無い場合は良くなっているのか?悪くなっているか?を明瞭に判定する基準がライダーの感覚だけになってしまいます。逆に自分の感覚がずれているケースも判定がしやすいです。

空燃比計の取付位置は凝視出来る位置がベスト

空燃比計の取付位置は日光が強くても見やすい角度で走行中に視認しやすい位置がベストでございます。日光が邪魔して空燃比計が見づらいや走行中に瞬時に確認しづらい位置に装着すると若干寂しい感じになります。ちなみに私のCBX1000はアナログ電圧計を排除してメーターのセンターに空燃比計を設置しています。走行中の視認性は良いのですが、日光が強いと見づらいので少し寂しい気持ちになっています。

FCR初心者向け-初心者に空燃比計は必要か?

FCRのセッティングを楽しみたい場合は必須です。
取付のハードルは加工が必要ですが、難しいわけではないので取付けるべきです。
むしろ、ベテランさんには不要かもしれません。
素人さんの方が計器類を装着していた方が役に立ちます。
お店に任せるから不要という場合でも試走をしてセッティングをしてくれるタイプのお店なら、
空燃比計を装着しているとより精度の高いセッティングをしてくれるはずです。
ちなみに空燃比計の購入と取付ですが70000円もあればお釣りがくると思います。
私の場合は空燃比計の購入が25000円程度で溶接が2000円、その他にガスケット類とかで3000円かかっていないと思います。工賃は自身で取り付けているのでかかってはいません。

FCRセッティング-空燃比計を装着するとセッティング難易度が下がります。【まとめ】

これから、FCRやCRSやTMRなどレーシングキャブレターのセッティングを楽しんでいこうと思われる方は空燃比計の導入は必須だと思います。
ボスの取付にマフラーの加工がどうしても嫌だという場合は別ですがレーシングキャブレターを装着している時点ですでにノーマルではありません。
空燃比計の装着は溶接が含まれるのでDIYでは難しいケースがあります。
また、マフラーを新規で購入する時などはあらかじめボスの装着をメーカーに相談しておけば、事前に追加オプションで受けてくれるケースがほとんどです。
今回は空燃比計の取付のオススメの記事でした。
皆様もFCRのセッティングで忙しいと思います。空燃比計を取付けるとFCRのセッティングを、
従来より高い品質で行う事が出来ます。
まだ、装着されていないオーナーさまは是非ともご検討くださいませ。
それではよいFCRライフをおすごしくださいませ。
シーユーアゲイン!

CBX1000写真ギャラリー

メーター周りや空燃比計の写真を過去の投稿から掲載します。
52パイなら3連メーターに組み込めます。PLXとオートゲージの空燃比計を使っていましたが、
反応などに大差はありませんでした。PLXの方がウェイクアップの時間が数秒速いという程度です。
その他のデバイスとの連携などPLXの方が少々お高いので、優位性はあるかもしれませんが、単体で使う分には1万円程度の値段の差は感じませんでした。

空燃比計の購入

後付けになりますのでワイドバンドのセンサーはBoshを使う事がほとんどです。
マフラーの溶接用のボスのサイズはM18×10 P1.5です。
マフラーの素材を選んで購入する必要があります。空燃比計をセットで購入した場合はスチール製が付属している場合もあります。CBX1000にはPLXのDM-6を使っています。CBX1000は52パイの丸形を使うと中央の電圧計とメーターを交換出来ます。
※PLX DM-6は生産終了の可能性があります
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