私のCBX1000はシート高が920mm-シート高は1cmでも随分と差があります。

CBX1000 ライダー&その他
CBX1000ライダー&その他
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私のCBX1000はシート高が920mm-シート高は1cmでも随分と差があります。

シート高についてコラム的に書いていきます。
最近他のCBX1000と私のCBX1000を比較する機会がありました。
去年BITOコンプリートのCBX1000と私のCBX1000を比べた時に足つき性がかなり違いがありました。
私のCBX1000の方が悪い状態でした。
つい先日までは天下のBITO製CBX1000と私のCBX1000の比較までしかしていませんでしたが、
そこにブーメランコムスターを履いたCBX1000とノーマルライクなCBX1000に跨らせてもらって足つきを確認した次第です。

結果として…

『ららら製のCBX1000は足つきが異常に悪い!』

という結論に至りました。
足つきが悪いというとすごいトラブルを抱えているように思えるかもしれません。
要するに車高が高過ぎるという事です。
それか私の足がやや短いという事になります。
というわけで旧車のシートについて書いていきます。
それではレッツスターティン!

旧車のほとんどは足つきが悪いです。

イラストですが左が旧車で右が現行車という風に考えてください。
シートの幅
シートの幅
旧車の足つきが悪い理由はシートの幅が広い事が原因です。シートの幅が広いせいで足を大きく広げないといけない分足つきが悪くなります。その点90年台以降のネイキッドスタイルバイクはシートの幅が多少狭いです。
もちろんタイヤサイズに応じて多少は車高が低くなっているのもあります。

シート高は1cm=10mmでも随分の変化があります。

私のCBX1000の車高はスケールで簡単に測定して920mmありました。
下記はホンダの公式やサービスマニュアルから抜粋した数値です。

CBX1000
サービスマニュアルから参照
シート高810

ホンダCB1300SF
https://www.honda.co.jp/CB1300/spec/
シート高780【790】★

ホンダCB400SF
https://www.honda.co.jp/CB400SF/spec/
シート高755

レブル250
https://www.honda.co.jp/Rebel250/spec/
シート高690

レブル1100
https://www.honda.co.jp/Rebel1100/spec/
シート高700

道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
CBX1000-車体サイズ
CBX1000-車体サイズ
レブル250とレブル1100では1cmしかシート高は違いません。
レブル1100とCB1300SFは8cmの車高の違いです。
1cmの車高の差がどれだけ大きいかが分かります。
更に古いバイクだとシート幅が広い分、体感での車高はさらに高くなります。
この文章は調べながら書いています。
私のCBX1000はかなり車高を上げ過ぎていると気が付いた次第です。

シート高の目安

おそらくシート高が800mmを超えるとバイクは足つき性が極端に悪くなるのだと思います。
CB400SFとCB1300SFを跨って比べてみても圧倒的にCB1300SFの方が大きく感じます。
それでも25㎜しかシート高は違いません。もちろん車幅やハンドルの位置なども影響はしてくると思います。私の感覚では25mmでライダーが乗って大きく差を感じるようには思っていませんでした。
スポーツスタイルとアメリカンスタイルで10cm=100mmしかシート高に差が無いのも驚きでした。
シート高に関してはおそらく750mm程度が足つきが良く取り回しがしやすい高さなのだろうと思います。もしもローダウンなどで足つきが悪いと考えられている方はサスを変えたり大がかりなカスタムをする前にサスの車高を1cm程度落としてみたりして調整すると劇的に足つき性がよくなるかもしれません。
闇雲に車高を下げる前のひとつの考え方にして頂ければ嬉しいです。

車高を変化させる効果

シート高だけをあげるという方法はすぐには思いつきません。
車高を上げた結果としてシート高があがります。
車高を変化せて起こる変化を書いていきます。
①コーナリング時のバンク角を稼ぐ
②トレール量の変化や車体のセッティング

①についてはすぐに想像出来るはずですが地面に擦らなくなります。その分足つきが悪くなります。
②についてが重要です。
車体のセッティングをした結果として車高が上がったり下がったりします。
リヤサスを長くすればトラクションが強くかかり地面に対する食いつきが良くなります。
フロントの上げ下げで直進安定性とコーナリング時の切れ込みに影響があります。
サスやフロントフォークの戻りやスプリングの強さなどもかかわって来るので簡単に車高の上げ下げとは言い難いです。
現代ではホイールサイズや車高を変化させた時のトレール量について一定量確保するということを念頭に置いてセッティングがされています。
トレール量はバイクの直進安定性に関わる数値です。
私もよく分かっていませんがCBX1000は120mmとサービスマニュアルに記載があります。
フロントフォークの伸び縮みでも変化します。
詳しくはこちらでは割愛します。
別途ウェブ検索で調べてみてください。

CBX1000のシート高は800mmあたりが限度

何台かCBX1000を比較してみて分かった事ですがCBX1000のシート高は上げてはいけない気がしてます。去年BITO製のCBX1000に乗ってみた時は凄い違うと感心しました。
実は私のCBX1000の足つきが異常に悪かっただけです。
そもそもノーマルの状態のCBX1000でも足つきが良い印象はありません。
CBX1000はおそらくですが、シート高750mm程度になるとかなり取り回しがしやすくて乗りやすいバイクになるのではないかと思います。
現実的なカスタムで言うとシートのアンコ抜きとフロントフォークの突き出し、リヤサスの長さ調整をするだけでかなり乗りやすいバイクに変身するはずです。
さらに18インチ仕様で5㎝近くはシート高高が下がるのではないかと思います。

私のCBX1000はシート高が920mm-シート高は1cmでも随分と差があります。【まとめ】

調べてみて分かった事ですが、シート高はネイキッドスタイルとアメリカンスタイルで10cmしか違わないのは意外でした。私の感覚的にはもう少し差が大きいように考えていました。
バイクのポジションは1cmで変化が感じることが出来て2cmも変われば随分と変化があるのだなと認識した次第です。ハンドルなどは高さよりはライダーの身体への近さかなとも思います。
バックステップなどを導入すると1cm単位のポジションの変化でもコーナリングの姿勢が全然変わります。バイクのライディングポジションは性能が上がるというよりも人それぞれの主観なのでこれと言った答えはありません。しかし、乗り方の変化が有るのは間違いはありません。
おおむね自分が良いと思った方向にライディングポジションを変化させることはプラスにばかり働く要素になるはずです。
これからアンコ抜きなどライディングポジションを変化させていこうと思われる方の参考になれば良いなと思います。それではシーユーアゲイン!

関連写真

色々なCBX1000に最近触れましたが、おおむねCBX1000は何らかの形でシート高を下げるべきバイクだなと感じております。特にBITO製のCBX1000はCBX1000をバイクとして楽しく乗る上でのひとつの答えかなと思っています。私は答えとは真逆の事をしてシート高を著しく上げてしまいました。
シート高以外は問題の無い仕様なので牛乳を沢山飲んで対応をします。
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