レンタルピットでの作業-23/04/03-CBCB-F系カウンターシャフトのオイルシール交換は非分解でも出来るかも?!
最近ずっとCBX1000の冬ごもりの作業の続きをしています。 カウンターシャフトのオイルシールの交換が終わりましたのでブログを更新したいと思います。 チェーンについているドライブスプロケットの受け軸でございます。 エンジン側の方です。 結果として状況を先に書きますと交換して試走は出来ていないという状況です。 最近連続してレンタルピットの作業を書いているので、そんなの見れば分かるよと思われるかもしれませんがweb検索からCBX1000-らららをご覧になっている方の為に記載でございます。 振り返りながら手順や感想などを書いていきます。 まず、前提ですが、私が行った作業はすでにクランクケースを分解せずにオイルシールを 交換した事があります。過去に私がバイク屋さんに依頼をしていたのですが、現在では完全にはオイル漏れが改善をしていない様子です。ドライブスプロケットの着脱の際にオイルシールを傷つけたなどもありえます。多少、オイル漏れの量が減ったかなという程度です。改めて自分自身で作業をしました。 車輌の個体差があるのかもしれませんし、何回かやって上手くいく事かもしれません。 少し長めの文章に行く前にある程度、知りたいなと思う情報を書いておきます。 オイルシールの耳についてですが、あってもなくても取外しにはあまり影響はなさそうです。 逆に取付する時に耳があると問題があると思います。 考え方の違いになるかもしれませんが、オイルシールはクランクを分解せずに交換をしても良さそうです。ただし、オイルシールの取り外しについては少々時間がかかりますし、カウンターシャフトを傷つけたりのリスクも多少は出て来ると思います。自分で分解して、自分で取り付けてみて分かる事もあります。オイルシールとカウンターシャフトの構造を見ると、漏れるのはオイルシールの内径側のみであろうという事になります。オイルシールの外径側は圧入されることも考えて余程深い傷が無い限りは漏れる事は考えにくいです。カウンターシャフトの傷とか、オイルシールを圧入する時の角度が悪かったとか、オイルシールの内側のリップ部分に傷や不具合などあったり取付の際に不具合があるなど、 色々と考えられます。少なくともオイルシールは単なるゴムだけではなくて、 バネが仕込まれていてゴムにテンションがかかる仕組みでオイル漏れを防いでいます。 オイルが止まるようになっているのできっと止まると信じるしかありません。 それではセクションごとに写真を交えて色々書いていきます。 完全な手順までは書けませんが、交換を考えておられる方は手元に新品のオイルシールを、 手元に置いておくとイメージしやすいと思います。
CBX1000のカウンターシャフトへのアクセス
後輪を外したり、派手な分解は必要ありません。 まず、チェーンアジャスタの長さを事前にメモしておきます。 作業完了後のチェーンの調整が早いです。 後輪のアクスルシャフトを緩めてチェーンが緩まった状態にします。 スプロケットカバーのボルトを2本外せば、アクセス出来ます。 しょっちゅう外す人はいないでしょうし、CBX1000は省スペース化の都合でパズルみたいな状態になっています。無駄な時間を過ごす元になるので作業前に写真を撮っておくなどしておくとよいかもしれません。
オイルシールの取り外し
オイルシールは中空になっているのでドリルで穴を開けてこじりながら取り外しました。 オイルシールの下にはベアリングがありますので、ドリルを派手にあてないようにドリルにマスキングテープでマーカーをして作業をしています。要注意な点はこの程度かなと思います。 その他の手作業などもカウンターシャフトに傷をつける可能性がありますが、ベアリングに対してほどは致命的なダメージにはならないと思います。取り外した時にオイルシールは2分割になってしまいました。オイルシールの外側に液体ガスケットを塗っていたのもオイル滲みの原因になっていたかもしれません。改めて良く考えてみると回転部分なので液体ガスケット塗っても効力は低いような気がします。もしも液体ガスケットを塗りたいなら柔らかめの液体ガスケットを塗った方が良いだろうなと思います。
オイルシール取外し後のカウンターシャフト
写真で分かる限界はあると思いますがベアリングまでの深さとオイルシールの耳の部分がはまるポイントを確認してみてください。これから交換をされる方の参考になればと思います。 少なくともオイルシールに耳があっても取外しが出来る事は証明済です。 どれだけ、傷つけずに作業が出来るかがポイントだと思います。
オイルシール新品
写真ではすでに耳を削っています。圧入する時に塩ビパイプを使いました。 ホームセンターでちょうどよいサイズのパイプが100円程度で売られています。外径を叩けるサイズとゴムの中心部を叩ける大きさを購入しました。本当は叩いて入れたら良くはないのかもしれません。
オイルシール取付後
ぱっと見は問題なさそうな感じでございます。 圧入する時にはオイルシールの外径部分の耳になっている部分を削らないと圧入は出来ないと思います。 オイルシールの内側のリップ部分でオイルが止まっているのだろうなと思います。 また、オイルシールを深く入れすぎるのも問題かなと思います。 ドライブスプロケットを固定するボルトですがねじ山部分にOリングが必要です。ご注意くださいませ。
レンタルピットでの作業-23/04/03-CB系カウンターシャフトのオイルシール交換は非分解でも出来るかも?!【まとめ】
簡単に出来る作業かなと思っていたら、意外と神経を使う作業だなと思いました。 あとオイルシールの取り外しには思った以上に時間がかかります。 そして、本当に外れるのかと不安になります。 ネットなどを見る限りでは私が1番最初に行った作業ではないので情報公開をしてくださっている、 先人達にありがとうございますと言いたいです。 CBX1000に対して作業をおこなっていますが、おそらくCB-F系の車輌も差異は無いと思います。 上記までは正しい手順かどうかは不明ですし、リスクもある作業だと思います。 少なくとも私がしばらくの間、走行してみてオイル漏れが無ければ対処方法の一つとしては、 使える可能性が高まるという事になると思います。もちろんその他の不具合もあるかもしれないという事は踏まえて置かなければならないと思います。 というわけでカウンターシャフトのオイルシールの交換でした。 残りの作業はクラッチハウジングの交換とドラレコとの交換が残っています。 いっきに片付けてしまいたいのですが、オイル交換のタイミングや作業スペースの確保などを考えると不要なトラブルの元になるので、一つずつ時間を見つけて作業をしております。 今週末の車輪村2023に間に合えばなと考えております。 それではシーユーアゲイン!
エンジンオイル一覧
エンジンオイルの一覧です。CBX1000ではモチュール300vの15w-50を使用しています。 バイクはおおむね10w-40の傾向が強いです。古いバイクと夏場は粘度高目と覚えておいてくださいませ。化学合成油や鉱物油など気にしない場合でも末尾の数字の【30】【40】【50】にはご注意ください。値段と性能は比例します。高い分にはトラブルに関しては心配はないのですが、安すぎるとなんだか不安になってしまいます。そういった点で言えば、ホンダウルトラや値段やメーカー純正な点を踏まえても使いたい候補にはあります。
モチュール
バイク用オイルと言えばモチュールの感が強いです。。人によってはモチュール以外のオイルは使いたくないという人もいます。エンジンオーバーホール済の旧車に入れている人が多いです。 OH済のエンジンはおおむね15w-50を入れていて夏なら10w-40を使ってもよいかなという感じです。 モチュール300V 15w-50 4リットル モチュール300V 10w-40 4リットル
ホンダ-ウルトラシリーズ
メーカ純正で安価な部類のオイル群です。G1-G4までで数字が大きいほどグレードがあがるという考え方でよいかなと思います。純正志向の方などはホンダ純正オイル以外は使いたくないという方も多いです。安価だし値段は高くないしプラス面も多いです。ホンダは少し変わっていて全体的に粘度が低めです。E1は鉱物油です。早いサイクルでの交換や鉱物油派の方におすすめです。 ウルトラ G1 5W-30 1L ウルトラ G2 SL 10W-40 1L ウルトラ G3 SL 10W-30 4サイクル1L ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル1L E1 SL 10W-30 4サイクル1L メーカーHP
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ヤマルーブ
昨今、評判の良いオイル。実際に使ってみてよかったという人には数名はお会いしました。静かにファンを獲得しているような気がします。他のオイルメーカーと比べて尖ったような特徴は謳っていませんが、本当に何だか良いオイルという感じでした。プレミアムとRS4GPではRS4GPの方がグレードが高いオイルです。 ヤマルーブ プレミアムシンセティック MA2 10W-40 4L ヤマルーブ RS4GP 4L 10W-40 MA2 化学合成油
ワコーズ
ワコーズ製品を使って感動を覚えた人も多いはず。ケミカルはこれをつかっておけという位は日本で普及しています。バイク用か車用かの差異はなさそうなのですが粘度などを気を付けて購入してください。 PRO-S50 プロステージS 15W-50 E245 4L
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Kawasaki-冴速-冴強
粘度の違いに気を付けてご購入ください。900RSの大ヒットでシェア率もあがっているし、評判も良いオイルです。違いはオイルの粘度です。特に指定やこだわりが無い場合は、10W-40 冴速をおつかいください。 冴強 10W-50 1L×4本セット J0ELF-K011S 冴速 10W-40 4本
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シェルShell-アドバンスド
自社でオイルの精錬工場を持っていて天然ガスからオイルを作っている…使ってみたことはないのですが、非常に気になるオイルです。さすがに高い…が試してはみたいです。 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 15W-50(SN) 412233193-1 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 10W-40(SN) 412232193-1
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