CBX1000のフロントフォークは35パイと39パイ-旧車のフロントフォークは細い?
正立のフロントフォークでネイキッドスポーツのバイクが中心のお話になります。 トリプルツリーの角度やフロントフォークのオフセットなど用途によって様々に違いがあると、 思うので大体車種を限定しておかないと話が進めにくいです。 数値を書いていますが、ずれている物もあるので予めご了承くださいませ。 CBX1000のフロントフォークはネイキッドスタイルの型式【CB1】【SC03】が35パイです。 【SC03】にはセミエア加圧機能があります。 CBX1000の後期型、カウル仕様の型式【SC06】の場合は39パイでセミエア加圧機能があります。 KawasakiのZ系の車輌が36パイとなっております。 少し世代が進んで90年台後半のネイキッドスポーツバイクのフロントフォークです。 XJR400のフロントフォークのパイが39 XJR1200のフロントフォークが43パイ CB1000SFこと通称BIG1のフロントフォークが43パイです。 XJR400やCB1000SFは事故車や不動車がドナーとして足回りを移植するケースが多かったです。 さらに時代が進んで2010年頃になります。 CB1300SFのフロントフォークが45パイ ZRX1200のフロントフォークが43パイ オーリンズの正立フロントフォークが43パイです。 これ見ると35~38のグループ、39~41のグループに分かれると思います。 太さだけが全てではないでしょうし、内径や素材など関わってくると思います。 また1mmの差についてどの程度重みがあるのかも不明です。 機能性の話となるのか、ルックスの話になるのか、も分かりませんが、 少なくともCBX1000の話を例に出すと短いスパンで4mm太くなっていますから、 機能性という理由でフロントフォークを太くしないといけなかったのだと思われます。 少なくとも35パイでは細かったのだろうと思います。 また、タイヤについても旧車世代の1980年までとそれ以降では大幅な進化があって、 ラジアルタイヤが台頭してきます。そういった面からも足回りについては色々な進化があったのだと思います。 現代では、倒立フロントフォークにラジアルマウントのブレーキキャリパーを装着するという、 スタイルがスポーツ走行前提のバイクは主流なのだろうと思います。 各排気量ともにこういったスタイルなので足回りで言えば現代の一つの完成的なスタイルなのだろうと思います。 今回はコラム的にフロントフォークの太さについてCBX1000を中心に書いていきます。 ツーリングに行った時のお昼の雑談程度用の豆知識として読んでくださいませ。 特にカスタムのやり方や実例などを詳しくは書いたりしません。 でも、カスタム心がうずうずしている方にとっては少々役に立つ内容かもしれません。 それではレッツスターティン!
フロントフォークの太さは正義か?
【パイ数】これが1番気になると思います。 上記していますが、ある一定ラインを超える必要があるけど、太ければ太いほど良いという訳では なさそうです。 道の駅などでフロントフォークが細いと120km/h出せないとか、 高速道路が危ないというお話をCBX1000を見つけて語っていかれるおじ様達がいますが、 普通に35パイのフロントフォークでも200km/hは出せます。 旧車のフロントフォークは細いや太いで問題があるのではなく、 メンテナンス不足で問題が発生している場合がほとんどだと思います。
流用改は避けるべきです。
流用改を避ける理由というより、まずは流用改が流行していた理由を書きます。 2000年前後頃に流行していたと思います。雑誌のあおりも大きかったのではないかと思います。 社外スペシャルパーツの情報が少なかったり、お値段も高かったです。 また、バイク屋さんやカスタムショップの工賃も今ほど高くない不遇の時代でもありました。 といった理由で事故車の足廻りなどを移植するケースが多々ございました。 流用改を避けた方が良い理由は、 出所の分からない謎の中古パーツを取付けるよりは新品の社外スペシャルパーツを付けた方が、 性能が格段に上がるからです。また、流用改はバランスを崩す事が多いです。 バランスを気にせずに装着をすると、 変にフロントフォークが立ち上がっていたり、メーターの角度がおかしなことになっていたり、 車輌の全長が短くなり過ぎたりするような事も多々あります。 走行に関してもサスのストロークで前後のバランスが変わった時に フロントフォークが短すぎてフロントフェンダーとオイルクーラーが干渉してしまったり、ホイールが小さくなったことでマフラーが地面と干渉してしまったりととりつけるだけでは収拾がつかないような事態になることも考えられます。 バイクは全体的なバランスが大切です。 流用改をする時はごっそりパーツを入れ替えるのではなくて、 必要な所に必要な物をチョイスしてから装着する必要があります。 ショップなどが雑誌に掲載しているような流用改でバランスの良い車輌は何度もカスタムをして、 バランスの悪いバイクを何台か産み出していきついた傑作のひとつだと思います。 あまり何も考えずに足回りの移植などをすると乗りにくいバイクが出来上がってしまいます。
同系統の移植は有かなと思います。
上記していた流用改ですが、私のCBX1000の場合は流用改です。 同系統の流用改は流用改というよりはバージョンアップに近いかもしれません。 バイクのバランスを崩す事もほとんどないと思います。 そのまま装着が可能です。 CBX1000にはCB1100Fの39パイフロントフォークの足廻りを移植しています。 理由は3つあります。 ①移植の難易度が低いから。 ②太いフロントフォークしたかったから。 ③ブレーキ周りを一新したかったから。 CB1100Fの足廻りだとブレンボキャリパーがボルトオンで装着出来ます。 もちろん、CBX1000の35パイのフロントフォークでもキャリパーの装着などは出来ますが、 ②を満たさなかったりします。 また、移植に関しても新規で何かを削り出すような加工もなくステムシャフトの圧入を外して、 固定に溶接をするだけで対応が出来ます。 専門の業者にもっていかなくてもバイク屋さんに置いてあるよう可能性が高い機材で、 その場で取付が出来る範囲です。 お金をかければやりたい事は全て出来るのですが①を満たさなくなります。 私はCB-F系とCBX1000は共通部品が多いという事を知っていたので、 時間やお金をかけずに移植出来ました。 時間については作業時間はかかっていませんが、パーツを集めるのには時間がかかっています。
現代での足回りのカスタム
現代はおおむねオーリンズのフロントフォークや旧車チックな物ならKYBのフロントフォークなどを使用するのが主流だと思います。要するに流用改ベースでは無くて新品のスペシャルパーツを使用して、 足廻りの強化やリペアを行うというスタイルです。 フロントフォークのインナーチューブについても再メッキ加工などを依頼出来たりもします。 わざわざ、高いお金を出して、調子が良いのか悪いのか分からない中古のフロントフォークを組み込むよりも理には適っています。
フロントフォークが細いことに関するメリットはあるか?
フォークが細い事に関してはあまりメリットはなさそうです。 細いや太いという観点というよりは適切な剛性としなりが必要なのではないのかなと思います。 やはりフロントフォークの太さはルックス的な観点も考えられるような気もします。 少なくともフロントフォークが35パイ程度のバイクは適切な選択のフロントフォークでないようなきもします。
CBX1000のフロントフォークは35パイと39パイ-旧車のフロントフォークは細い?【まとめ】
まとめセクションです。 少しうやむやな感じで書いてしまっていたのですが、 旧車のフロントフォークは35パイでは細いと言える が私なりの結論です。 メーカーも細いと思ったから35パイから39パイに変更していますし、 それ以降はスーパースポーツのネイキッドバイクで35パイのフロントフォークも発売していないような気もします。 だからと言って致命的な弱点などではなくて、より良くする為にメーカーも フロントフォークのサイズを太くしたのだと思います。 大事な事はフロントフォークのオイルとシールの点検でございます。 変更したり色を付けたりすればよいというわけではございませんので、 フロントフォークの状態が気になったら一度バイク屋さんにでもそうだんしてみてくださいませ。 それではシーユーアゲイン!
CBX1000-写真ギャラリー
CBX1000にCB1100Fにフロント廻りを変更している写真ギャラリーです。 ブレンボのレーシングキャリパーやサンスターのフローティングディスクを装着しています。 アクスルシャフトを交換していたり、フロントフォークのアウターをツヤ有のブラックに変更したりしています。インナーは再メッキをしております。 キャリパーサポートはメタルギアワークス製です。 どれもボルトオンで装着しています。寸法を測ってワンオフパーツを造りまくるのは素人ではなかなかハードルが高いです。ホイールは表コムスターを使っています。チョイスの理由は裏コムスターだとブレンボのブレーキキャリパーに干渉するからです。また、ホイールサイズの変更による車体のバランスを崩したくなかったというのも多少ありますが、私が表コムスターホイールが好きだからという理由です。ホイールのハブ径は同じなのでCB-F系は各ホール共に気にせずにコンバート出来ると思います。 フロントフェンダーにはサイズがありますから、タイヤを19から18に変更した時は少々スカスカな感じになるかもしれません。
気になるアイテム
DIYライフにお役立てくださいませ。値段の比較がしやすいようにリンクを設定しております。 各ショッピングモールに絶対にあるとは限りません。ボルトナットやゴム類はアマゾンだけでしか取り扱いが無いケースが多いです。各モールのリンク先から色々検索も出来ます。
ブレンボ
ブレンボ製品は購入前に各サイトで値段やラインナップをよくチェックしてから購入してください。 説明などが分かりにくい商品もあります。
ブレンボ(brembo)
¥64,900 (2024/09/15 18:09時点 | Amazon調べ)
ポチップ
ポチップ