FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編1/3

CBX1000-6連バキュームゲージ FCR
CBX1000FCR
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FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編1/3

先日、自分自身でCBX1000のFCRのセッティングをしていて良かった事と題して投稿したのですが、
今回は失敗した事編です。
特に驚いたというか、自分だけでFCRのセッティングをせずに誰かに相談していれば、
失敗しなかったり、事前情報を自分が知らなくて失敗したような事を書いていきます。
これから、FCRのセッティングをはじめてみようかなという方にはかなり役立つと思います。
私が自分自身でもしも先に教えて貰っていれば良かったなと思うような事を思い出しながら書いていきます。
【関連記事】
↓良かった編↓
FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-良かった事編

↓失敗した事の中編↓
FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編2/3

↓失敗した事の後編↓
FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編3/3

キャブ同調作業-マルチバキュームゲージの針校正

バキュームゲージの針についてですが、マルチの場合は買った瞬間からバランスがずれています。
0についても正しいかどうは定かではありません。0についてはキャブの同調作業を行う事がメインですから、ずれていてもよいのですが、各シリンダーごとにバキュームゲージのバランスがずれていたら、お話になりません。1個を繋ぎ変えながら作業をする等対策が必要です。
私は自分でバキュームゲージのバランスについては校正を取っています。
バランスがそもそも狂っている事を知らなかったので、同調作業を何度やっても何だか気になるというような状態が続いていました。バキュームゲージは校正をしないといけないと知った時はかなり愕然としました。かなり悲しい瞬間でした。

↓過去記事↓
バキュームゲージの校正を行う

スロージェットの交換-チャンバーパッキンはすぐだめになる

チャンバーパッキンがすぐダメになるかは除けておいて、ガソリンで大きさが変わったりします。
すぐにガソリンを拭き取る必要があります。
スロージェットを交換する際は必ずフロートチャンバーを外して作業をする必要があるので、
予備を必ず持っておく必要があります。
チャンバーパッキンと言わず、着脱の際に関わるパッキン類は必ず予備をもっておくことをおすすめいたします。私が自分の好みで使っているのですがフューエルラインのクイックリリースのOリングもすぐにダメになります。
私はかなりの数を常備しています。気が付かずに出先でクイックリーリースやパッキン類を交換した時にパッキン類がダメになるとかなり悲惨です。ガソリンがダダ漏れになって走行不可になります。
ホームセンターなどで代替え品がすぐに購入出来るならよいですが、チャンバーパッキンなどのように特殊な形状の場合はレッカー車を呼ぶ羽目になってしまいます。

ろ紙フィルターは燃料供給の妨げになる

アイドリング時ですら燃料フィルターで供給が追い付かないというような状況が発生したケースがあります。CBX1000の角度が悪かったなどもあるかもしれません。フューエルラインの角度が悪いのかもしれません。少なくとも走り方によってはフィルターから見えるガソリンがやはり止まっているような状況はありました。現在はメッシュフィルターに変更しています。
ろ過効果は低いのかもしれませんが、大きなゴミを防いでくれるのと、
燃料の供給状態が見えやすいのはありがたいです。

ピンゲルコックをつけても意味が無いかもしれない

ピンゲルコックをつけると燃料の供給について流速があがるという風に謳われていますが、
あまり変化が有るようには思えませんでした。
ドレスアップの効果はあると思います。デメリットとしては着脱したタンクを置きにくいです。

↓ピンゲルコックの流量についての過去投稿↓
ピンゲルコック流量比較

パイロットスクリューは全閉めでもアイドリングします。

パイロットスクリューは全開でも全閉めでもアイドリングする場合があります。
スロージェットを大きくし過ぎるとパイロットスクリューを全閉めでもアイドリングします。
パイロットスクリューを締めても開けても変化を感じにくい場合はスロージェットが大きすぎる可能性があります。私の考えですが、スロージェットの適正は0.30分から2.0分あたりまでかなと思います。※分は時計の針刻みです。
全閉めでもアイドリング自体は上手くするかもしれませんが、スロットル全閉め、1/16、1/8辺りの発進の領域を注目した時になんだかおかしいなと感じます。
パイロットスクリューを全閉めにして元気よくアイドリングしたり不調が無い時はスロージェットが大きすぎると疑ったほうがよいです。
CBX1000の場合ですが、パイロットスクリューを回すキャブドライバーは必須です。
そして、3番と4番のキャブレターを上手く回せなかったのでキャブドライバーを削ってパイロットスクリューを回せるようにしています。CBX1000の場合は6気筒の運命と割り切って工具を加工するのも手段です。
アイドリングポート、スローポートなど燃料が吸い出される穴もスロットル低開度で2つあります。
そういった点でスロットル全閉めでもアイドリングするのだと思います。

CBX1000のFCR初心者向け-4気筒用の工具は改造するなりして6気筒用にしたほうが良い

マルチバキュームゲージやキャブドライバーなど4気筒のバイクを想定して作られている工具は6気筒用の物を選ぶか、4気筒用の物を2個買うなどした方が時間効率や作業精度の面で有利です。
バイク屋さんなどの専門職が1回作業する為に工具を改造したり、買い足したりするのは要検討ですが、素人DIYなら自分専用の工具を持って損する事は金銭面だけです。6気筒用の工具に改造したり購入したりしても4気筒で使えないわけではありません。素人の方が多少であれば、専用品など使いやすい工具を使った方が失敗が少ないです。

FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編1/3【まとめ】

あまりにも失敗した事で、事前に知っておいた方が良いなと思う事が多かったので前編と中編と後編に分割いたします。
それでは次の投稿で続きをどうぞ!
続きを書き次第リンクをこちらにも追加しておきます。


【関連記事】
↓良かった編↓
FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-良かった事編

↓失敗した事の中編↓
FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編2/3

↓失敗した事の後編↓
FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編3/3

CBX1000写真ギャラリー

バキュームゲージが写っている写真を中心に過去投稿から掲載します。
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