エンジンOHオーバーホール、レストアについて
少し古い写真が出て来ましたので、参考までにブログ記事を投稿したいと思います。 エンジンをOHする人は変人…。出来ない素人からしたら、そう思える位すごい技術です。 その昔、エンジンをブローさせてしまいまして、現在のエンジンはレストアエンジンとなっています。レストアというかOH済エンジンです。10年乗っていて、10000km走ってない位ですけど、 現在不具合はない状態です。自分で降ろして、1回は組みましたけど、上手くいかなかったです。 地元の神様のようなメカニックの方に無償で直して頂きました。 一応は自分の手が全て入っているので、色々書きながら履歴として残しておこうと思います。
CB-FとZ系のエンジンの違い
70年代から80年代までで人気を2分するというか、現在はZ系の方がシェア大きいのですけど、 違いについて書いておきます。CB-FとZ系のエンジンの違いは主にバルブの数の違いです。 Z系は2バルブですけど、CB-F系は4バルブです。 エンジンが強いとか、パワーが出るとかすぐに手が出ない所や目に見えない所をのけておいて、 超具体的に言うとこの1点に尽きます。あとはZ系はパーツや情報は一通り出回っていてハードルが低いです。CB-F系は欠品部品も多々有りますが、シェアも低い方ではないので、割となんとかなります。
レストア-OHオーバーホールとは?
CBX1000のエンジン分解した事ある人って少ないと思うのですけど、語れるレベルではないのですが、これからエンジンを自力でOHしようと思われている方向けに記載しておきます。 【レストア】と【OHオーバーホール】は同義に近いと思います。壊れた物を修理するのとは違うと思います。【レストア】は修理の要素も入っているかもしれません。 壊れてから直す事は【修理】とか【リビルド】というのかなと思います。 便宜上【OHオーバーホール】という言葉で書きます。 経たって着たり、摩耗した回転部品を交換する事を目的としていて、メーカーから、 OH用のパーツなども販売されています。CBX1000については完璧ではないのですけど、 8割がたエンジンのOHに必要な物は揃うと思います。また、CB-F程ではないにしろ、有志が情報の発信をしてくれているケースもあります。何とかなるさ位でパーツをちょこちょこ集めておいてくださいませ。 ちなみにオイルをまめに交換しておけば、致命的なエンジントラブルが出る可能性は下がると思います。
小ネタとウィークポイント
CBX1000は型式CBZのみヘッドカバーのボルト形状が微妙に違います。 ワンウェイクラッチが弱点です。クラッチも弱点というかゴトゴトオンが出ます。 プライマリーシャフトとカウンターシャフトのパッキンからオイル漏れしやすいです。 カムチェーンテンショナーが弱点で、走行中に壊れると最悪です。 ごくまれに壊れるらしいです。発電系やスターターなどもリビルド品なども出回っている様子です。 オイル下がり、オイル上りも対応は出来る位パーツは揃う様子です。 シムはXJR1200の物が使える様子です。
エンジンOHオーバーホールの写真
シリンダーヘッド周りの写真です。
サービスマニュアル-パーツリスト
サービスマニュアルとパーツリストは手元に置いておくことはマストです。 サービスマニュアルは整備用の説明書で英語だけど、義務教育も受けているし、スマホアプリもあるので、何とか読めると思います。パーツリストは部品の注文用のリストです。 締め付けのトルクなどはサービスマニュアルを見ないと分からないし、パーツリストを見たら、 どんな風に組まれているか?どこに何を使っているかが分かります。 まず、パーツリストだけでも手に入れてみて、自分で部品番号を調べてパーツを注文したりすると、 CBX1000に対するというか自分のバイクに対する知見が増すと思います。
エンジンOHオーバーホール、レストアについて【まとめ】
CBX1000を所有する事は簡単ですけど、維持をしていこうと思うと、なかなかに神経を使います。 CBX1000に限らず、古いバイクを乗っていこうと思うと時間とお金はかかると思います。 私が少し後悔をしている事があって、バイクの価格が急騰する前にもう一台手元に購入しておけばよかったなと思っています。エンジンのOH時は白煙を吹くオイル下がり、オイル上りが見えたらが一つの目安かなと思います。壊れているのではなくて、調子を崩しているので、適正にOHをすれば完調に近くはなると思います。それでも、壊れていないエンジンをOHするのは数か月かかると思いますし、場所の確保もかなりの問題です。 私はエンジンがブローしてから再び走れるようになるまで、4年かかりました。 正しい手順踏んで、知識とお金があれば、もっと早くに直ったと思うのですけど、 非常に時間がかかります。シリンダーの面研など内燃機屋さんに外注したりするだけでも、 順番待ちで時間がかかります。OHのやり方についてはサービスマニュアルに書いてあるので、 書いてある通りにやればおそらく、何とかなると思います。 サンデーメカニックの方でこれからエンジンOHをしようと思われている方の参考になればと思います。 それではシーユーアゲイン!
エンジンオイル一覧
エンジンオイルの一覧です。CBX1000ではモチュール300vの15w-50を使用しています。 バイクはおおむね10w-40の傾向が強いです。古いバイクと夏場は粘度高目と覚えておいてくださいませ。化学合成油や鉱物油など気にしない場合でも末尾の数字の【30】【40】【50】にはご注意ください。値段と性能は比例します。高い分にはトラブルに関しては心配はないのですが、安すぎるとなんだか不安になってしまいます。そういった点で言えば、ホンダウルトラや値段やメーカー純正な点を踏まえても使いたい候補にはあります。
モチュール
バイク用オイルと言えばモチュールの感が強いです。。人によってはモチュール以外のオイルは使いたくないという人もいます。エンジンオーバーホール済の旧車に入れている人が多いです。 OH済のエンジンはおおむね15w-50を入れていて夏なら10w-40を使ってもよいかなという感じです。 モチュール300V 15w-50 4リットル モチュール300V 10w-40 4リットル
ホンダ-ウルトラシリーズ
メーカ純正で安価な部類のオイル群です。G1-G4までで数字が大きいほどグレードがあがるという考え方でよいかなと思います。純正志向の方などはホンダ純正オイル以外は使いたくないという方も多いです。安価だし値段は高くないしプラス面も多いです。ホンダは少し変わっていて全体的に粘度が低めです。E1は鉱物油です。早いサイクルでの交換や鉱物油派の方におすすめです。 ウルトラ G1 5W-30 1L ウルトラ G2 SL 10W-40 1L ウルトラ G3 SL 10W-30 4サイクル1L ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル1L E1 SL 10W-30 4サイクル1L メーカーHP
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ヤマルーブ
昨今、評判の良いオイル。実際に使ってみてよかったという人には数名はお会いしました。静かにファンを獲得しているような気がします。他のオイルメーカーと比べて尖ったような特徴は謳っていませんが、本当に何だか良いオイルという感じでした。プレミアムとRS4GPではRS4GPの方がグレードが高いオイルです。 ヤマルーブ プレミアムシンセティック MA2 10W-40 4L ヤマルーブ RS4GP 4L 10W-40 MA2 化学合成油
ワコーズ
ワコーズ製品を使って感動を覚えた人も多いはず。ケミカルはこれをつかっておけという位は日本で普及しています。バイク用か車用かの差異はなさそうなのですが粘度などを気を付けて購入してください。 PRO-S50 プロステージS 15W-50 E245 4L
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Kawasaki-冴速-冴強
粘度の違いに気を付けてご購入ください。900RSの大ヒットでシェア率もあがっているし、評判も良いオイルです。違いはオイルの粘度です。特に指定やこだわりが無い場合は、10W-40 冴速をおつかいください。 冴強 10W-50 1L×4本セット J0ELF-K011S 冴速 10W-40 4本
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シェルShell-アドバンスド
自社でオイルの精錬工場を持っていて天然ガスからオイルを作っている…使ってみたことはないのですが、非常に気になるオイルです。さすがに高い…が試してはみたいです。 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 15W-50(SN) 412233193-1 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 10W-40(SN) 412232193-1
SHELL ADVANCE(シェルアドバンス)
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