FCRセッティング-スロットル低開度-エアスクリュー調整-24/04/07

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FCRセッティング-スロットル低開度-エアスクリュー調整-24/04/07

今年に入ってからFCRのセッティングらしきことを行っておりませんでした。
私は冬場にメンテナンスメインで大掛かりにバイクを分解するようにしています。
バイクに乗りやすい時期の春夏秋は走行不能になる時間が長いような分解は行いません。
2024年も春先になりました。
エアスクリューの調整を行います。
それではレッツスターティン!

セッティング内容

【作業前のセッティング】
AS-1.45分
PS-2.00分
SJ-48
JN-90FTS#2
MJ-120
加速ポンプ-2.0mm
加速ポンプ-KLX250

この時点でスロージェットが大きいような気がしますがジェットニードルの選定の幅もあるので、
一応は良しとしておきます。
作業前のセッティングではバックステップの調子を見るのに散々と試走をしています。
スロットル開度1/4前後でもう少し吹け上がりがあっても良いかなと感じました。
下回りを中心にセッティングでございます。

【作業後のセッティング】
AS-2.30分
PS-2.00分
SJ-48
JN-90FTS#2
MJ-120
加速ポンプ-2.0mm
加速ポンプ-KLX250

上記のセッティングで本日は終了です。
MJについては試走が出来ていないのでは触っていません。
クリップ段数については触らなくても非常に敏感に吹け上がってくれますので触っていません。
スロットル低開度がきになったので色々と触りました。
PSを1.0分から開けていったり等々です。
結果的にASを2.45分まで開けて発進が微妙だけど、走行フィーリングは良いなという状態まで持っていきました。アイドリング時の空燃比がかなり薄いような状態です。15.0を指していました。
その後に発進や1/16辺りのパワー感が気になるので、ASを2.30分でPSを2.00分で落ち着かせて終了です。アイドリング時の空燃比は14.5程度です。
アイドリング時の空燃比なので発進さえスムーズに出来ればあまり気にしなくても良い気はしますが、
一応は15.0は切っておくようにはしたいです。
冬場から春にかけて温度が上がります。
空気は温度が上がると体積が増えて軽くなります。その分空気を取り入れる量も増やすという事です。
それに加えて薄目なセッティングでございます。
一概には言えませんがアイドリング付近は燃料濃い目になる方が回転落ちが良かったりエンジンの始動性が良かったりする気がします。
今回は薄目にいたしました。気に入らなければまた触り直せばよいです。
スクリューを回すだけの簡単な作業です。

セッティング後の感想

ストリートで100km/h以下で走行する分には気にならない程度です。
今回のセッティングはギヤのメリハリを気にしています。
おおげさに書くほどではないのですが、
3速でエンジン低回転でも多少は吹けるような状態にしていたのですが、
3速で低回転だと吹け上がらないような感じになっています。
1速2速もパワー感があるギリギリです。
シフトポジションでセッティングするべきではありませんが、実走行ではシフトポジションでの調整も気にする必要はあります。
セッティング的にはスロットル開度が低い状態ではパワー感がちょっと低い状態です。
1速と2速でパワー感がないような状態では無いので乗りにくいというわけではありません。
そもそもFCRで下回りをシビアにやり過ぎる必要は無いとは思うのですが、
サーキットだけを走るのでもありません。
結果として吹け上がりも軽い感じでバイクに乗るのが楽しければOKです。

FCR初心者向け-エアスクリューの適正位置

エンジンの回転数が最も上がる位置がエアスクリューのベストな戻し位置です。
セッティングマニュアルに書かれていたり、色々なチューナーの人が言うセリフだと思います。
しかも、各シリンダーごとに調整をするとなるとおおがかりです。
回転数が分かりやすいバイクであれば何ら問題はありませんが、
回転数、負圧、空燃比メーターに頼っても分かりにくいバイクは同一の戻しで充分です。
私はASの戻りについては試走をしながら調整をしています。
6気筒全て同じ戻しにしています。
ストップゴーで発信しやすいかどうかで判定する事が多いです。
おおむね発進に支障が出る位戻して、PSを開けて燃料を追加したり、
ASを戻して発進しやすいギリギリになる事が多いです。
スロットル開度1/8から1/4あたりで調子いいなと思えるASの戻し位置は発進性が悪かったりする事が多いです。そういった点をジェットニードルのストレート径やスロージェットの変更で対応させるべきなのでしょうけど、ジェット交換の手間や試走して比較をするという点を考えると限度という物があります。ASを開けていくと吹け上がりはよくなりますが、パワー感が損なわれます。
そこで発信できるかどうかという誰にでも分る判定方法でASの位置を決めるのもありかなとは思っています。色々な条件の組み合わせがあるので一概には言えませんが一つの方法としてお試しください。

FCRセッティング-スロットル低開度-エアスクリュー調整-24/04/07【まとめ】

最近は1年を通してセッティングって触らなくても良いのではないかと考えています。
今日のセッティングは明日ベストなセッティングではないかもしれません。
その日の体調や気分でセッティングに対する感じ方が違います。
多少はFCRの調子が悪い日があっても良いような気がしています。
少なくとも走行不能レベルで調子が悪くなる事はほとんどありません。
標高によっては調子が悪いなとあからさまに感じたことはありますが、
それでも走行不能までにはなったことはありません。
1年を通してやる事は、MJの変更と、JNのクリップ段数の変更とスクリューの調整だけで充分かなと思っています。
それだけで充分なのですが、欲が出て来てもっと色々と試してみたいと思うようになると、
気が付いたらしょっちゅうスロージェットを変更するような状態になっていました。
というわけで、ASをスロットル低開度向けにセッティングした投稿でした。
次は久しぶりの同調を書きます。
それではシーユーアゲイン!

CBX写真ギャラリー

2024年4月7日のCBX1000の写真です。イメージチェンジにカウルを外したりバックステップを装着したり、メーターが新品になったり、車検が満タンだったりと楽しいことばっかりです。
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