FCRセッティング-エアスクリューをデジタルタコメーターで合わせる-22/11/10

CBX1000FCR
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FCRセッティング-エアスクリューをデジタルタコメーターで合わせる-22/11/10

本日は軽目に試走しました。目的はエアスクリューとパイロットスクリューの位置の微調整です。
不随するような事でやってみたかった事があります。
今までは試走ベースでエアスクリューの位置を決めていました。
もちろん、空燃比計を参考にはしたりします。
しかし、基本的には試走ベースでエアスクリューの位置を決めていました。
先日、デジタルタコメーターを購入いたしました。
精度自体は低いので数値があっているかどうかは分かりにくいのですが、rpmの上昇については当てにするという方針でゲージ的に使おうと思っています。

時計の針で表記しています。
90度=15分

【測定法法】
①エアスクリューを各気筒1.0戻しにする
前提としては1.0より上で適正なスクリュー位置になる
②1番シリンダーで5分ずつ薄くする
③回転数があがる戻し数を見つける
④適正な戻し位置を見つけたら1.0に戻す
⑤6番シリンダーで適正な戻し位置を探す

低い方で合わせる事にしました。
全てのシリンダーで行ってもよいのですが、
基本的に15分のずれは無い事を前提にしているので、
全てのシリンダーで同じ戻しにしています。
多分5分程度は各気筒でずれますし最大で10分はずれると思います。
閉めたり開けたりするものなので、時間の都合もあるので今回は平均を取るという考え方にしました。そもそも私の耳では変化は分からないです。
結果は1.20分戻しです。
パイロットスクリューは空燃比計を参考にして0.45分から試して1.00分にしました。
スクリューの調整前は1.15分で冷間時のエンジン始動性がかなり良かったので、
後日もう一度、冷間時のエンジン始動性を確認して決めようと思います。
beforeとafterでスクリューの戻しはほとんど変更はしていません。
その日のきこうや湿度で毎日変わるレベルだとは思います。
パイロットスクリューは出来るだけ1.00分戻しから1.15分戻しに納めたいと思っています。
1.30分を超えたあたりからスクリューの変化が鈍くなってくるような気がしています。
逆に1.00分を切ったあたりはスクリューでの変化がとても大きく感じます。
少しだらだらとした前書きになってしまいました。
セッティング等について記載しておきます。

現在のセッティング

【以前のセッティング】
SJ-48
AS-1.25分
PS-1.05分
JN-90FXM#3
MJ-125
加速ポンプダイヤフラムKLX250
加速ポンプ吐出タイミング1.6mm
ASウオタニSP2-点火【1】

【現在のセッティング】
SJ-48
AS-1.20分
PS-1.00分
JN-90FTN#1
MJ-125
加速ポンプダイヤフラムKLX250
加速ポンプ吐出タイミング2.3mm
ASウオタニSP2-点火【1】

ジェットニードルを変更していますが、
JN-90FXM#3とJN-90FTM#1
は同等という考え方で変更をしています。
加速感なども申し分はないです。
セッティングは加速ポンプの吐出タイミングでおおむね決まるような気がします。
おかしいな調子が悪いなは加速ポンプの効き過ぎが原因かなとFCRのセッティングを始めて
やっと思い始めました。
加速ポンプを上手く使いこなすのもFCRの醍醐味のひとつではあります。
色々と変化させながら経験値を増やしていきたいと思います。

調整後の試走の感想

特に乗り味は変化していません。調整前の冷間時始動がかなりよくて、
スロットル低開度もかなりよかったです。加速する瞬間に薄いような時間があるなという程度ですが、ギヤで対応できる範囲かなと思います。
明日、冷間時の始動性をみて本日と遜色がないようならスロットル低開度あたりは現在のセッティングで決まりにします。つぎはメインジェットをゆっくりと選んでいこうと思います。
なかなか、スロットル全開はできないので1/2の加速感や3/4程度までしか見れないのだろうなとは考えています。そこまでずれているとも思えないのでジェットを変更して楽しむという程度でいこうと思います。

FCR初心者向け-計器類は当てになります。

まれに経験を積まないとセッティングをしてはいけないというよう発言をされる方がいらっしゃいます。経験は非常に大きな武器ですが、素人を経由しないと経験者になれません。
ベテランを大きく上回る道具が空燃比計や今回のデジタルタコメーターなどの測定器具です。
測定器具は正確な数値を示しているかは不明瞭ですが、正確な数値に近い値は表示します。
前後でどれ位の変化があったかは明瞭です。
測定器具はベテランの経験を上回る感覚を有しています。
素人でも数値を読むことは出来ます。
素人であればあるほど、測定器具に頼るべきだと私は考えています。
計測器具に頼らずにセッティング出来るようになるとすでに相当のベテラン様だとは思います。
素人だからこそ、初心者だから事測定器具に頼るべきです。
出来る範囲でのセッティングで物足りなくなったら測定器具をすこしずつ買い集めてみてください。
きっとFCRのセッティングが楽しくなると思います。

FCRセッティング-エアスクリューをデジタルタコメーターで合わせる-22/11/10【まとめ】

今回は試走でエアスクリューの適正な位置を決めるのではなくてデジタルタコメーターが上昇した戻し位置でエアスクリューの適正な戻り位置という前提で作業を行いました。
試走した感じも悪くはありません。
ただし、エアスクリューを触り始める段階でエンジンが温まっている状態です。
明日冷間時の始動性がよければ、今回のやり方を私なりの基準として今後のセッティングに活かそうと思います。簡単に言えば、試走無しで適正なスクリュー位置が分かるようになります。
ケースバイケースではあると思いますがそこまではずれていないやり方にはなるかなと思います。
セッティングが決まったなと思ったらもう一度同調をしっかり確認して洗車してFCRは派手に触らずに2023を迎えたいと思います。
それでは皆様も楽しいFCRライフをおすごしくださいませ!
シーユーアゲイン!

※下部に写真ギャラリーを掲載しています。

22/11/10のCBX1000の写真

夕方になるとキャンディレッドは淡くなる感じがします。外装は2セットあるのになぜか、赤と赤になっているので、もう少し考えてから塗装の発注をすればよかったなと思う事は多々あります。
私はきっと赤のCBX1000が好きなのだと思います。皆様も自分のバイクの好きな所を探してみてくださいませ。写真撮影をする時など1段階楽しくなると思います。
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