バキュームゲージの校正を行う

CBX1000-FCRセッティング FCR
CBX1000FCRメンテナンス
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バキュームゲージの校正を行う

CBX1000は6気筒のマルチエンジンです。
キャブの同調という作業が必要になります。先日バキュームゲージの校正を久しぶりに行いました。
今回はバイク用のマルチバキュームゲージのお話です。
校正とはバキュームゲージの各メーターの針を均一に合わせる事です。
実際の負圧を正確に測れているかは別です。要件はキャブの同調なので、同じ強さで同じ針の値を指し示してくれる事が要件です。
バキュームゲージは同じ負圧でも1番目のメーターと2番目のメーターで違う値を示すことは多々あります。
最近は同調を取っていませんでした。
過去記事を見てもらうと完璧ではないですけど、おおまかには書いています。
先にこの記事を見つけれた方は一応こちらを読んでから過去記事見てもらった方がよいかもしれません。

↓過去記事はこちら↓

FCRの同調と6連バキュームゲージ
バキュームゲージの校正と調整。CBX1000の同調を6連バキュームゲージで揃える。4連バキュームゲージを使っている方は普段使っている1番と2番を差し替えるなどすれば、どれ位ずれているか、すぐに分かる。今まで何かおかしいと思っていたけど、ずれていたのが原因だった。

バキュームゲージはすぐ狂う

バキュームゲージの針ですけど、割とすぐに狂います。
私はバキュームゲージをリュックに入れて、CBX1000で移動してから、同調作業を行います。
最初のうちは毎回行っていたのですがセッティングに慣れてきたせいか、
どうせすぐにやり直すセッティングは雑に同調を取る時が続いていました。
といういきさつで、バキュームゲージの校正が出来ていない時間がちょっと長くなってしまいました。
ちなみに写真では室内で校正をしていますけど、普段は外で同調を取る前に校正をしています。
元々はまめに校正をしていたので狂っている事がほとんどない状態でしたから、
外で校正をしても短時間で終わるような状況でした。

バキュームゲージは出荷時でも狂っている

バキュームゲージですが、私の場合ですが新品で購入しても1回目の使用から狂っていました。
バキュームゲージを購入して一番最初にする事はバキュームゲージの校正でございます。

バキュームゲージの校正方法

100円ショップで買った注射器風のシリンダーを使って負圧をかけています。
ホース類はジョイントも含めてホームセンターで購入しています。
針の付け根の軸の部分を押さえると時計回りに針が動きます。軸の部分を広げると反時計回りに針が動きます。思ったよりは強い力が必要です。何か道具を使わないといけないような作業ではありませんが、慣れは必要だと思います。1番大変な作業は初回のバキュームゲージの分解だと思います。
私はデイトナ製のバキュームゲージ4連を2使って6連に改造して使用しています。
改造と言っても最初からあるホルダーを利用して6個並べているだけです。
この改造で一番手間だったのは残ったメーター2つをメルカリで販売した時の梱包が1番手間でした。

バキュームゲージの校正をすると幸せになれます。

マルチのバキュームゲージを校正していない場合大変な事になります。
しっかりと同調を取ったつもりになっていても何だかおかしい。
キャブの同調をしている針は完璧に合わせたのに何かおかしい。
という事態に陥ります。
ゲージが壊れている状態で調整をする人はまずいません。
しかし、ゲージが狂っている事を気付かずにキャブの同調作業をする人は沢山いると思います。
気が付いていないととても不幸になります。
私の場合は何だかおかしいと思ってマルチバキュームゲージの針のバランスがおかしい事に気が付けました。最初は針を完全に合わせた状態なのになんだかエンジンの回転数の戻りが変な気がする。
という事がスタートでした。そしてバキュームゲージの各メーターの針のバランスは悪いのに、
メーターの戻りが非常によいというような事例がありました。
知り合いにバキュームゲージを借りてキャブの同調を取り直すと自分のバキュームゲージより成績が良い状況になったりもしました。
何かおかしいと思ってメーターの針のバランスがおかしいという事に気が付けました。
キャブの先生のお話を聞いたりもしていたので気が付けたのもあります。
重要だったことは正解なはずだけど、何だかおかしいと思ったら少しは疑って調べてみる事です。
正解だと思って疑問が出なかったら間違っていても自分の中ではきっとそれが正解なのだと思います。
正解だと思っていても疑問があればそれは正解出ない可能性があります。
本当に正解かどうかいまいちど確認をする事が重要だなと思わせてくれる案件でした。

バキュームゲージの校正を行う【まとめ】

バキュームゲージの校正が必要という事は知らない人もたまにはいると思います。
私はたまはいる部類の人でした。
現在はバキュームゲージの校正をするのは当たり前になっています。
気合を入れてキャブの同調をする時は絶対に校正をします。
ちなみに4連バキュームゲージを6連にして使っている理由は、
外で作業をする時は油音が上がり切る前に終わらせたいので素早く作業を行うために6連にしています。さすがに扇風機を持ち運びは難しいです。同調で走行不能になる事はないので、
あまりにも油音が上がり過ぎたりして場合は次の日にやり直すなどの対応を取っています。
バキュームゲージの校正は非常に重要な作業です。
皆様もFCRの同調作業の落とし穴になる項目ですので是非ともご留意くださいませ。
それではシーユーアゲイン!

バキュームゲージの購入

キャブの同調には必須アイテムでございます。私のCBX1000はデイトナ製の4連を2セット購入して、
6連の状態にして使用しています。特に加工なども必要ありません。シンクロテスターが向いている車輌もございますので、バイクによって商品選択をしてください。
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