中古バイクの販売はどうですか?と聞かれる
CBX1000を売るというわけでも無く、私が業として中古バイクの販売をしているわけではありません。
連続してCBX1000を購入したいという質問を受けましたので、色々と書いていきます。
金額に触れる部分はオークションを基準に書きます。車体の店頭販売については分かるように記載します。
車輌の価格は変動が激しいので具体的には書きませんけど、CBX1000の前期型は値段が高い部類に入ります。
写真は少な目になります。購入を考えられている方には役に立つ情報になるとは思います。
前期型と後期型-カウルの有無
色々と考えるべき情報が多いと思うので細かくセクションごとに書いていきます。
型式は設計的な分類です。モデル名は販売的な分類です。CBX1000はルックスの点で前期型と言われる
カウル無しのモデルが人気です。
CBX1000-中古バイク販売について【前期型の型式】
CB1,SC03
【後期型の型式】
SC06、エンジンがブラックアウトされる
【モデル名】
CBX-Z(CB1)
CBX-A(SC03)対策部品取付
CBX-B(SC06)カウルが着く
CBX-C(SC06)外装が少し変更
値段の差は?
カウルがあるタイプと無いタイプではカウルのない前期型のツインショックの車輌の方が圧倒的に高いです。100万近く差はあると思います。
エンジンなどの性能の差
クラッチや内部のゴムパーツなどCBX1000のウィークポイントを回収されているので、
圧倒的に後期型のエンジンの方がよいです。私も可能であれば、後期型のエンジンにコンバートしたい位です。後期型はフレームも補強が入っていたり、フロントフォークも太くなっていたりします。
フレームについては基本的に共通な部分は多い様子です。
外装
前期型の外装はぶっちぎりに高いです。ぼろぼろやへこみがある状態で10万円前後~。
新個品品やリビルド品で25万円前後~の認識でいます。
リペイントが10万円前後でへこみ等の補修でさらに費用があがります。
後期型の外装もそれなりに値段はします。
後期型のカウルとサイドケース
もしも、後期型を購入を検討されている方はカウルとサイドケースが完全に揃っている状態の物を
購入する事をお勧めいたします。単体では購入がしづらいパーツです。
結論①前期型を買いたい場合
後期型の車体に前期型の外装を取り付けるのが最高の仕様のCBX1000前期型ルックスになると思います。価格も前期型を普通に買うよりは性能が良くて安価な状態になります。
エンジンの色やフレーム、書類上の記載が気になる方には向かないかもしれません。
結論②後期型を買いたい場合
上記しましたけど、外装が一式揃っている状態での購入をお勧めいたします。
後で購入をしようと思っても鍵穴が違ったり、かなり余計な費用がかかります。
車体の状況の目利き
基本的にエンジンが壊れているかいないかの問題だと思います。アフターパーツやリビルドで
対応が可能です。エンジンについては基本的に見分解の車輌がほとんどです。
中古バイク市場のCBX1000のよい所は修理歴のないエンジンがほとんどだという事です。
謎の修理がしてあるエンジンが1番怖いです。
音やオイル漏れの有無で調子は判定しづらいです。カウンターギヤとドライブシャフトからのオイル漏れは割とたいおうかのうですけど、シリンダーからのオイル漏れは危険信号かなと思います。
音よりも白煙が出ている状態か否かで判定するのはありかもしれませんがそんなことを言っていたらきりがないです。腰上をオーバーホールしてある履歴がある車輛は白煙を吹いていないなら買いかもしれません。
CBX1000を買う時はエンジンの状況は良い確率の高いガチャだと思った方がよいです。
一番の外れは壊れているけど走れる状態の車輌を購入した時です。
店頭販売で購入する時は試走をさせてもらって確認するか、なんkmまで保証をしてくれるか?
を確認して購入するのがよいと思います。
有名ショップのカスタム車輌
有名ショップがエンジンをOHオーバーホールした車輌は市場にあまり出てこないですが、
明確に判明しているのであれば、買いです。CBX1000購入ガチャで言えばSSRが確定しているようなものです。CBX1000を購入後にOHを考えられている人にはかなりのお買い得になると思います。世界がコロナウイルスで変化する前のコンプリート車輌の販売は500万円前後だったと思います。
それを基準に経年劣化と相場による価格の上昇の幅を考えれば妥当な金額かどうかは判定出来ると思います。
買取された理由を考える
店頭販売やオークションで販売されているCBX1000ですが新車はありません。
新規の輸入であれば、当時の年式として登録出来る状態であるかを確認すべきです。
店頭販売されている車輌であれば、そのお店に買い取られた経緯を聞くのもありだと思います。
お金の問題で売られているならおそらくあまり整備はされていないと思います。
手狭になったや年齢の問題で買い取りをされた場合は整備はしっかりされていたか、
保存状態は良好だと思います。
個人売買
履歴が明確だったりエンジン部品やオプションパーツを持たれていて安く購入させてくださる場合が
ありますので良い取引が出来る場合が多いと思います。SNSなどでバイクの引退で
販売される方の車輌は履歴も明白ですし、高確率で買いです。
その他で一番多いケースですけど、セカンドバイクとしてCBX1000を所有されているケースです。
私は盆栽バイクと呼んでいるのですけど、
所有する事だけを目的にガレージにおかれているCBX1000です。
動いていないバイクなので見た目はきれいなのですけどキャブやバッテリーゴムの劣化
などが酷い場合もあるので要件等となります。どちらにしてもオーナーの手元に
来た時点では調子よく動いていたので、バッテリーとキャブのOHで何とかなる車輛だと思います。
中古バイクの販売はどうですか?と聞かれる【まとめ】
CBX1000は特殊な部類のバイクです。売ったお店で修理出来ない場合がほとんどです。
また、修理を受け付けてくれるお店も少ないです。
こういった点はデメリットにもなるのですけど、国内で長い時間流通している車輌は、
エンジンに謎の修理歴が無いという状態で流通しています。そういった点で
見るとどちらかと言えば安心して買える部類の車輌なのかなと思います。
Z系については分解していない車輌の方が少ないのではないかと言うくらい分解してあります。
逆にZ系は修理が出来るし、パーツに困る事もほとんどないと思います。
その点で考えるとCBX1000は中古車市場での購入はありなのかなとも思います。
一番良いのは面倒をみてくれるショップ経由で購入する事かもしれません。
私は面倒を見てくれるショップが消えてしまい、現在はホームレス状態です。
レンタルガレージやレンタルピットを借りれる環境にはありますが、
結局は自己責任で自分で整備をしています。CBX1000はメインで乗るには
少し難しいタイプの車輌だと思います。バイクに乗れない状態を回避する為に2台持ちか、
セカンドバイクの購入もおすすめをいたします。
それでは、シーユーアゲイン!