フルカスタムとは?

CBX1000-CBX400FインテグラカウルCBX1000
CBX1000
この記事は約7分で読めます。

フルカスタムとは?

『グリップを変えてもカスタム』
先日、ちょっとカスタム談議になる事がありまして、色々な言葉があるのだなと
カスタムと言っても色々な言葉がある事について考える機会がありました。
言葉的な話のコラムになりますが、おおむねずれてはないと思うので、
ちょっとした読み物程度に捉えてください。
少なくともCBX1000に関しては考え方や表現の精度はずれてはいないと思います。
前提として【カスタム=改造】という意味で捉えています。
翻訳サイトなどで直訳すると習慣などででますけど、近くい意味で【特別注文】
です。改造の直訳はリモーティングな様子。
特別注文も英語の弱い日本字的に翻訳すると【スペシャルオーダー】か【フルオーダー】になると思います。その他には【コンプリートマシン】などと呼ばれる【カスタム】や【レストア】した車輌も存在します。この投稿は【カスタム=改造】という意味で話を進めたいと思います。

色々ある改造車のカタカナでの呼称

【フルカスタム】、【セミカスタム】、【カスタム】、【プチカスタム】
パーツの交換やショップに改造の依頼をするとこんな風に呼称すると思います。
【レストア】なんかも【フルレストア】、【セミレストア】など色々な言い方があります。
要するに【フルカスタム】って改造の度合いを表現する大きさかなと思います。
【レストア】も元の状態に戻すという意味だと私は戻っています。
旧車の【フルレストア】も完全に元の状態に戻すのか?元の状態風に戻すのかは、
個人の表現次第で相手に伝われば良くて、何が正しいとは言い難いと思います。
【完全再現フルレストア】こんな風に表現したらボルトの長さまで販売当時の状態に
しているのだろうなと思います。要するにこの【フルカスタム】や【フルレストア】
って相手に伝えるための表現だと思います。
旧車についてはちょっとだけ曖昧な所があって【カスタム】は性能を上げる、【レストア】は元に戻す
という言葉の使い方になると思います。

フルカスタムのCBX1000

私が思うフルカスタムってどんな状態かというと下記の状態です。
①バランスがノーマルと違う事です。
②具体的にCBX1000の場合は性能においてプアな当時パーツが無い事。
もう少し具体的に書くと
・足回りがホイールを含めて変更されている
・外装がオリジナルとはパッと見違う状態
・エンジンの出力が上がっている。
・吸排気について社外品に交換済
というような状態です。
私のCBX1000で言うとどのあたりをカスタムするとフルカスタムと言えるかというと、
ホイールを社外品かCB-F系以外に交換、マフラーをチタン製に交換、外装のカラーを純正色以外に塗装かステッカーやワンポイントを追加。上記を全て満たせばフルカスタムと呼べる状態になると思います。
マフラーはすでに社外品ですが、性能面でプアな物はフルカスタムとは呼べません。
逆に外装やホイールなどの目に付きやすい大物を変更してもフルカスタムと呼べる状態になると思います。
私のCBX1000はカスタム具合でいうとカスタムされているCBX1000という程度に当てはまると思います。
ほとんどすべてに塗装や加工を施しているのですが、バランスを崩していないからです。
言い換えれば消耗品を変更しているだけに過ぎません。
こうやって改めて文章に書くと性能があがっていないバイクはカスタムマシンとは
言えないのだと思います。少なくとも私のCBX1000はカスタムをしているよりはレストアをしている
よりな要素が強いなと改めて思いました。

CBX1000のフルレストア

現代において、バイクを元の状態にすることは難しいというか気が引けるケースがあると思います。
アフターパーツで気軽に性能アップ出来るケースが多々あるからです。5万円のアフターパーツで性能アップさせる事と10万円で当時の低い性能にするという選択肢を迫られる事があるかもしれません。
レストアにも2タイプあると思っています。
①正しく動く
②元のパーツを使って正しく動く
サスなどのレストアはこのセクションの良い例です。
サスのレストアに大きなコストを掛けるなら、クラシックな雰囲気の高性能なサスを導入
した方が私は良いと考えます。
旧車ってどこまでこだわってレストアするかはオーナー次第だと思います。
私のCBX1000は、バイクに詳しくない人が見たら改造していると分からない、
小綺麗にしているバイクだと思います。しかし、レストアに重きを置かれるオーナー様から見ると
ノーマルとは程遠いと思います。
上記の観点で言うと【レストア風】車輌とか、【ノーマル風】車輌と呼ぶのが適正だと思います。
結果としてほぼ全てに手は入っている状態ですけど、バランスを特に崩しているわけでもなく、
性能を極端に上げているわけでもありません。
ノーマルに近い形でレストアして走る為に適度に社外品のパーツを導入するのが
CBX1000のベターなカスタムやレストアだと思います。

コンプリートのCBX1000

コンプリートバイクというのもフルカスタムやフルレストアに近い意味合いがあると思います。
有名ショップが自身のお店のノウハウを元にメニュー化してカスタムしたり、
有名でなくてもショップがカスタムしたバイクを販売している車輌の事です。
単体で見るとお値段が高い事がほとんどですが、時間が経ってからの資産価値などを考えると、
お値打ちな購入方法だと言える場合が多いと思います。
有名ショップお墨付きのレストアバイクは出所の証明と同じでございます。
私のようなアマチュアが整備したバイクと長年の知識と経験を持ったショップが責任を持ってカスタムと整備をしたバイクでは価値の違いは一目瞭然です。もちろん性能の差もすぐに分かるレベルにあると思います。

ネオクラシックな要素

【ネオクラシック】とか言われている復刻版のバイクや現行車をクラシックな容姿に
変更するジャンルもあります。
CBX1000については元々がクラシックよりなので、デジタルな装備をしたり、インジェクションに変更したりするのはネオクラシックのエッセンスが入っていると思います。
古いバイクに新しい要素を取り入れるのは逆ネオクラシックになってしまうのですけど、
考え方次第ではあります。
メーカーが発売する復刻版のネオクラシックのバイクって、
デザインもカッコいいし性能もよいのでとても素晴らしいと思います。
私のCBX1000で言えば、ブレーキディスクやドライブレコーダーあたりが明らかに現代的に
なっているのでそのあたりはネオクラシックな要素は含んでいるのかなと思います。

CBX1000にはどこまで手を入れる?

フルカスタムをするとお金がかかり過ぎて、他のバイクを買ってしまった方がよい。
フルレストアだとプアな部分が残って盆栽のようにガレージの片隅に飾るバイクになってしまう。
色々ジレンマはありますけど、消耗部品をイメージを崩さないように社外品に替えて、
フロントブレーキキャリパーを社外品に変更して、電装系をASウオタニSP2あたりを
導入すればまず困る事はありませんし、走りもルックスも適度なレベルになると思います。
エンジンのOHや外装のリペイントなどはお金とタイミング見ながら行えばよいと思います。
良くない事はバイクを維持したり乗るのがつらい状況になることです。
また、不動のまま長期放置も良いことではありません。

フルカスタムとは?【まとめ】

【カスタム】って言葉は直訳してもふわっとした翻訳になるように個人の主観で色々な意味を
持つのだなと思います。CBX1000については最低でもプアな部分を変更して、
オイル交換をまめにすれば、極端には壊れないと思います。
フルレストアの車輌は厳しいかもしれませんが、最低限だけ現代のアフターパーツを
取り付けたCBX1000がベターな乗り方なのではないかなと思っております。
私のCBX1000はそろそろフルカスタムが見えてきているので、寿命を縮めないように、
変な方向に車輌を触ってしまわないように注意をしながら、末永くCBXライフを送れたらよいなと思っております。それでは!シーユーアゲイン!

※下部に過去写真から抜粋してギャラリーを掲載します。
車輪村2018-CBX1000フルカスタム
車輪村2018-CBX1000フルカスタム
これはフルカスタムと呼べるCBX1000だなと思います。ベースは後期型なので、外装も全て交換されている状態で上記のフルカスタムの条件を全て満たしていると思います。

俺のCBX1000

現在はカウルを取り付けていますが、簡単に元に戻せます。
上記のコラムで言えば、【ノーマル風カスタム】になると思います。
カウルについてもルックスが大きく変わってしまっていますが、スマホホルダーを取り付けているのと
同じようなレベルだと思います。
タイトルとURLをコピーしました