FCR-フューエルラインは燃料が流れやすいような角度で。

CBX1000-フューエルフィルター メンテナンス
CBX1000FCRメンテナンス
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FCR-フューエルラインは燃料が流れやすいような角度で。

先日、疑わしい症例がありましたのでブログ投稿いたします。
フューエルホースの角度が悪かったような気がするというお話でございます。
すぐに気が付いたのであっさりと解決しました。
ガソリンタンクからキャブまで、燃料が送られる過程で短い通路ですがエアが噛むことがあるように思えます。フューエルラインの角度だけでなくてもフィルターの性質で燃料が流れにくくなったりもします。
CBX1000に限った話ですけど、前期型のフューエルコックは純正品で問題ございません。
流量が増えるからピンゲルなどに変えた方がよいなどは全くありません。
単なるドレスアップになります。
フィルターについてはろ紙フィルターなどは流量を阻害するような傾向を感じます。
フューエルラインについては出来るだけ角度が付くような配置にすれば問題はないのですが、
取り回しが水平気味だとエアが噛んで流れにくいように思えます。
エアが噛んでガソリンが流れにくくなるのはキャブを着脱した瞬間か、
ガス欠気味になった瞬間です。
同調作業などを行っていると思うのですが、アイドリング中は思ったよりも多く燃料を消費しています。サブタンクのガソリンも割と速い時間で無くなります。
先日、FCRのスロージェットを交換した時にフューエルラインの角度が少々水平気味に取り廻してしまいました。それが原因かどうかは定かではないのですが、燃料が満タンにも関わらず、
ガス欠気味の症状が出てしまいました。
今回はフューエルラインについて書いていきます。
端的に書きますとフューエルラインを水平より角度を着ければよいだけです。
文章で見ると気が付きやすかったりする事もあると思います。
端的にフューエルラインのガス欠的な症状などを書いておきます。

ピンゲルコックと純正コックの流量比較

過去記事にも載せているのですが、流量の比較動画です。
純正コックでも充分足りると思います。むしろこの流れ方で足りないなら少し燃費が悪すぎると思います。
↓過去記事のリンク↓
ピンゲルコック流量比較
ピンゲルコックと純正コックの比較

フューエルフィルター

CBX1000-フューエルフィルター
CBX1000-フューエルフィルター
フューエルフィルターを取り付ける事によって燃料が落ちているかどうか確認出来ます。
フィルターが2/3程度ガソリンで満たされているような状態なら問題はないと思います。
フィルターから目視してガソリンが空になっているような状態でしたら、燃料が流れていないか、燃料をエンジンが吸い込んでいないなどのトラブルが考えられます。
フューエルフィルターを少し揺らしてみると一気にガソリンが流れる事もあります。

フューエルラインに燃料が流れているか?

先述しましたけど、フィルターを揺すってみると燃料が増えたり減ったりする事があります。
その時はフューエルラインに燃料が噛んでいる状態です。
1度燃料が流れ始めると極端に長い時間放置したり、ガス欠したり、キャブを着脱しまくったりしない限りは途切れる事無く燃料は流れます。特に意識はしなくてもガソリンはさらさらしているので、
エアは噛みにくいのですけど、稀にエアを盛大に噛んでいる事もあります。
FCRなどレーシングキャブレターを装着しているバイクはフューエルフィルターを装着していると思いますので、目視で確認は出来ると思います。
『あれ?何だかおかしい…』
と思ったらフューエルフィルターでガソリンが流れているかどうか確認してみてくださいませ。

FCR初心者向け-フューエルラインの着脱を考える

これからFCRのセッティングを始めようと思われている方は、フューエルラインの着脱方法いついてスムーズに行える方法を模索しておいた方がよいです。
私はクイックジョイントを使っています。そしてクイックジョイントのOリングも常に車輌の常備しています。クイックジョイントの弱点がOリングからの燃料漏れです。
内径は6mmや8mmがありますのご注意を。

↓アマゾンのリンクが新規タブで開きます↓
クイックジョイント

少なくともフューエルタンクからしょっちゅうホースを抜き差ししていると、
タンクの付け根などに金属疲労が溜まりますので、
これ以外の方法でも何か良いアイディアを持って対応をするようにした方がよいです。
時間短縮にもなりますし、バイクにも優しいです。

FCR-フューエルラインは燃料が流れやすいような角度で。【まとめ】

トラブルの傾向は知っておくと大した事なく終わるケースも多いです。
私がガス欠の鬼門だと思うのが…
・アイドリング中
・ろ紙フィルター
・フューエルラインの角度
この辺りでトラブルを起こしているので、気になったら確認してみると案外あっさりと解決する事が多いと思います。
オーバーフローなどの他の項目まで言い出すとキリがないので上記を最初に確認してみると原因特定が早くなるかもしれません。
ほとんどのトラブルが何かを変更した事が原因の不都合です。
特にFCRのセッティングについては動いているキャブレターを一度外します。
さらに分解してまた、動くようにします。
この過程で何かトラブルが起きてもおかしくはありません。
回数が増えれば増えるほどトラブル発生率は上がります。
プライベートDIYならなおさらトラブル発生率が上がってしまいます。
FCRのセッティングでキャブの着脱が激しいオーナー様は調子が悪いなと思ったら、
フューエルラインの確認を先にしてみてくださいませ。あっさりと解決するかもしれません。
それでは!シーユーアゲイン!

※下部にCBX1000の写真ギャラリーを掲載します。

CBX1000写真ギャラリー

FCRのジェット類の購入について

セットで購入する事をオススメしております。一つずつ購入するのは金額や時間の面で考えても非常にロスが出ます。小物については事前にストックを用意しておいた方が安全です。純正や社外品などに特にはこだわりを持たなくても良いと思います。

クイックガスジョイントとメッシュフィルター

FCRのセッティングをするならこれないと始まりません。
Oリングの予備の購入は必須のアイテムです。

フッ素ゴム製Oリング 18mm
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