FCRセッティング-SJとMJを交換と同調22/09/27

CBX1000-FCR同調 FCR
CBX1000FCRメンテナンス
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FCRセッティング-SJとMJを交換と同調22/09/27

先日、長距離を試走しました。というわけでフィードバックとしてジェットを交換です。
現在のセッティングは下記の通り

SJ-42
PS-2.20分戻し
AS-2.10分戻し
JN-90FXM#2
MJ-128
ウオタニ点火時期【1】
加速ポンプダイヤフラムはKLX250で
吐出タイミングは10mm

変更は
SJ-38
AS-0.45分戻し
MJ-125

となります。
まずMJメインジェットについてですが先日高速道を走行して非常に良いフィーリングだったのですが、
空燃比計見るとほんのちょっとだけでも薄目にした方がよりよくなるかなぁという
動きを示していました。というわけであまり意味はないかもしれませんが、
MJを128→125に1段階だけ変更です。本当にあまり意味はないかもしれませんが、
これから冬に向けて燃料が濃くなっていくシーズンです。ちょっと薄目に振っても問題はないと思います。

続いてSJスロージェットです。
SJは1度決めると通年でほとんど変更の必要はないと思います。私は基本的に濃い目にするのが最近のトレンドですが、小さめのSJは最近は試していなかったので今回試してみようと思った次第です。
主にASエアスクリューが限界値付近にいるのでそれを解消したかったというのが主な理由です。
BITOさまで販売されている初期値はSJ40ですが、あえてずらした感じで当分の間触ってみようと思います。

ASエアスクリューについてです。
SJを交換したので、エンジンの始動性が良さそうな所まで戻して触っています。
PSは良く分かっていないのですが、始動性を見ながらPSとASを触ってみようと思います。
とりあえずはエンジンがかからないとお話にならないので濃い目にしています。

キャブの同調とスロットルワイヤーの張り

SJを交換したりアイドルストップスクリューを触ったり、キャブの着脱をするようなことがあれば、
必ずスロットルワイヤーの戻りの強さと遊びを見ます。
2股のスロットルワイヤなので、スロットルバルブの上がり始めが同じ瞬間になっているかも確認します。そして、FCRは校正開閉式なので遊びをギリギリまで少なく調整します。遊び0mmは流石に私的に嫌です。キャブの同調はやりまくってるせいか、あまり時間がかからず終わらせることが出来るようになったのですが、タンクの着脱や工具を用意するのが最近は面倒になってきました。
失敗したらどうしようというような緊張感が少なくなってきたのは良い事なので、慣れた故のミスをしないように注意をしたいと思います。
バキュームゲージを6連にして同調を取るようにしています。4連バキュームゲージを2つ購入して
6個仕様にしています。残りの2個はメルカリで転売しました。単品で欲しい方もいらっしゃる様子なので、思ったよりコストはかかっていません。デイトナ製のバキュームゲージです。
負圧取出しニップルはシリンダーヘッド側に取り出し口がついていないのでマニホールドに負圧取出しニップルを別途追加しています。

FCRのジェット交換作業

まずはキャブを裏返してエアベントからガソリンを抜きます。
軽量カップに入れて、同調用のサブタンクに移しているのですが結構な量です。
可能な限りはFCRを着脱してもスロットルワイヤーまでは外したくはないのですが、
CBX1000の場合はSJスロージェットの交換はチャンバーを外さないと無理なので悩まずにさっさとFCRを着脱します。作業性が良い場所でチャンバーを外さないと取り付ける時にチャンバーパッキンが上手く取り付けられずにガソリン漏れを起こすことがございます。
チャンバーパッキンも形が変形している場合は良く乾かすと取付しやすい形になります。
乾かしても取付が難しい場合は廃棄して新しいチャンバーパッキンをご使用ください。

スロットルワイヤーの調整

スロットルワイヤーは戻しと引きは両方お使いください。FCRのセッティングマニュアルにも記載はされています。まれに引きしか取り付けられていない車輌もございます。スロットルの強さの調整や遊びの調整が出来なくなるというか幅が狭くなると思います。戻りが効かないのは非常に危ないと思います。
私のCBX1000のFCRは旧型なのでスロットルワイヤーが2股になっています。3連のFCRが2つ搭載されているような状態になっています。スロットルストップスクリューも2つあります。アイドリングの調整やスロットルワイヤーの張りの調整について少々難しい感じです。
スロットルの開け始めがスロットルバルブ123と456で均一かをアイドリングストップスクリューで調整します。スロットル全開時にスロットルバルブ123と456で均一かをアクセルワイヤーの張りで調整しています。慣れるまでかなり大変でしたというか、やり方とかは書かれていない事なので、おかしいと思って見つけるまで随分と時間がかかりました。この辺りを同調の前にしっかりと合わせておかないと、
同調をどんなに頑張ってもセッティングを何回やっても何かどこか変な感じがするという状況になると思います。今となってはFCR3連2基のCBX1000のkitは販売されていないので需要のない情報かもしれません。その他の2股のスロットルワイヤーを使われている車輌のメンテナンスの参考にはなると思います。

FCR初心者向け-キャブを着脱したらスロットルワイヤーの調整

私のCBX1000は上記にあるように2股ですけど、引きと戻しが1本ずつのFCRでもスロットルワイヤーを外したら必ず確認しないといけない項目があります。スロットルを全開にした時にFCRのスロットルが完全に全開になっているかという点です。スロットルワイヤーの張りやタイコを取り付ける位置によってはスロットルバルブが全開にならない時があるので注意が必要です。
またFCRはスロットルを自分でコントロールするキャブです。
遊びは限界まで少ない方がキビキビした感じがあって現在の私にとっては好みでございます。
アイドリングストップスクリューの位置も変化しますので、改めてエンジンの回転数をチェックする必要がございます。簡単に調整出来るので着脱していなくてもスロットルワイヤーの調整はしてみると楽しいかもしれません。スロットル側の調整で出来ます。まずは引きと戻しを限界まで緩めます。ワイヤーが外れる方向です。戻し側で強さを調整してから引き側で遊びを調整します。戻しを触ると引きに変化が現れるので、2回か3回ほどやり直せば思った位置に調整が出来ると思います。
使うスパナは8と10です。
やってよかったと必ず思えますし、難易度は低いので気になる方はぜひともチャレンジしてみてくださいませ。

FCRセッティング-SJとMJを交換と同調22/09/27【まとめ】

今回はセッティングという感じではないのですが、着脱について少々手間な作業が多かった感じです。
SJを交換するとスクリューのセッティングがリセットされるので、
PSとASについては随時良い所を探って行きたいと思います。
その他としてアイドリングの高さの調整も微妙なので、試走しながら調整が必要でございます。
久しぶりにキャブの同調をするとやってよかったなと思えました。
原因はアイドリングストップスクリューを私が雑につつきまわしていてそのままほったらかしだったのですけど…。過去にもSJ38のスロットル開度が全閉めから1/4程度の履歴もあるので参考にしながら明日以降に時間を見ながら詰めて土日に走行出来ればなと考えています。
それでは皆様も素晴らしいFCRライフをお過ごしくださいませ。
シーユーアゲイン!
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