FCRセッティング-ジェットニードルストレート径を薄くしたらジェットは濃くすると意味無いかも…

CBX1000-FCRセッティング FCR
CBX1000FCR
この記事は約6分で読めます。

FCRセッティング-ジェットニードルストレート径を薄くしたらジェットは濃くすると意味無いかも…

CBX1000のFCRセッティングの履歴を見て思った事の記載でございます。
意味が無いかも…とありますが、意図的にジェットのバランスを崩すと使えないジェットが使えるようにもなります。特にCBX1000はクリップ段数が足りなくなり気味です。
足りないクリップ段数を補う為に極端にジェットニードルなどを変化させるもの有かもしれません。
セッティングマニュアルを見ると各ジェットの影響範囲が記載されています。
現在の番手から1段階変更するとどれ位空燃比が変更するかという割合が+-15%で記載されています。
グラフ通りに見て必ず15%変化するという前提で読んでみると現在の番手から2番手変えると30%の変化では無くて32.5%します。3番手変更したら52.0875%変化します。
2次曲線なので正確な変化ではないと思いますが単純に15%ずつで比例していくという考えよりは若干精度がある考え方だと思います。
1番手変えるとざっくりと15%程度変化するという考え方でよいかもしれません。

ジェットを1か所変化させると他にも影響があります。
各ジェットの影響範囲は重複している部分がありますが微妙に範囲が違う事が理由です。

端的に考えると1か所ジェットを変えたら、1か所しか変わらないと思うかもしれません。
例えばスロットル開度1/2あたりだとジェットニードルのストレート径とメインジェットの組み合わせで空燃比が決まると思います。
5 + 5 = 10
3 + 7 = 10
両方数値が10になると思いますが、
仮にジェットニードルの番手を薄くした場合にメインジェットの番手を濃くすれば結果として、
同じ事と言えます。
微妙に影響範囲が違うのでスロットル開度1/2では空燃比は同じになりますが別のスロットル開度では若干ですが別の変化があります。

去年はジェットニードルのストレート径を【R】を中心にしていました。
現在は【M】を中心にしています。
そして【R】にしていた時にスロージェットは大きい番手を入れて、メインジェットは大きい番手を入れてという風になっていました。
逆に【R】から【M】にするとスロージェットとメインジェットも合わせて下げたりしていました。
ジェットニードルとメインジェットは、
ジェットニードルが棒で、メインジェットが穴になっているので相互の組み合わせによって、
空燃比が決まるのは当たり前かなと思います。
ジェットニードルの出しれする時の太さの変化でセッティングに変化や味が生まれるのだと思います。要するにセッティングはバランスなので、1か所変化させても相互に影響し合う。
2か所変えたら、クリップ段数が足りない場合でもある程度は切り上がりについて対応出来るなどです。セッティングをする時は変更させるのは1か所ずつがセオリーです。
2か所変えるとセッティングが全体的に変化が生じるので下手したらほとんど変化が無いという状態になるかもしれません。
ある程度固定されている考え方だとジェットニードルのストレート径は【M】を基準に薄いか、濃いか?という考え方になっていると思います。
メインジェットについてはメインジェット単体ではなくてメインエアージェットという相棒がいます。セッティングマニュアルでは
『効きが鈍いので通常ほとんど交換しません』
と暗に交換しないでいいよと書かれています。
スロットル低開度だと、ストレート径やクリップ段数、テーパー、スロージェット、エアスクリュー
など色々な部分が絡み合ってきます。
1か所変更するより2か所変更する方が変化の幅が少ないというケースも充分にあります。
要は狙った変化をする為に2か所同時に変えるかという事です。
私の場合はクリップ段数が足りない気がして、ストレート径を【M】から【R】に変更していました。
ジェットニードルが薄くなった分スロージェットは濃いくしないといけないのに、変更していなかったので何だか変だなと思いながらガムシャラにスロージェットを交換したりして色々試していました。結局はBITOに問い合わせたらストレート径【M】で切り上がりを変更しているジェットニードルを販売していたのでセッティングの基本を【M】に戻しました。
結局はストレート径を変更してもクリップ段数についてはストレート径3番手で1段位だと思います。
結局はFCRはラージボディだろうが、スモールボディだろうが、
スロージェットは【38】-【48】
ストレート径は【M】を基準。
メインジェットは【115】-【140】
の範囲に入るようにしないと気になる部分のセッティングを触れないようなバランスになってしまうのかなと思います。
きっとスロージェットの番手を60にしたら、ジェットニードルは90FTU~90FTXの間で収まるのだろうなと思います。クリップ段数も若干下に持ってくることが出来ると思います。
それでもバランスは変化がないので走行に関してはあまり変化がないと思います。
FCRはデジタル的な物ではないので相互に影響し合う部分でかなり悪くなる変化があるかもしれません。当然メインジェットも160番程度に大きな番手にして工場出荷時に入っていたジェットを全部使わないという選択肢になると思います。

セッティングをする時はスロージェットかジェットニードルを基準に考える

FCRについては出荷時から大きく変化させるような事は無いと思います。
CBX1000についてはBITO様に問い合わせるとジェットニードルについて変更を3回しておりました。
おおむねスロージェットが40から48に収まって、クリップ段数も調整幅を持たせられるように考えたのだと思います。ジェットニードルは90FXMで切り上がりが特殊です。
メインで使いたいジェットニードルを基準に考えるとスロージェットとメインジェットを合わせて交換していくという手法になります。メインジェットについては全開時にセッティング出来る幅がメインエアージェットしかないのでスロットル全開で何かしらの妥協が必要になるかもしれません。

FCR初心者向け-セッティングの履歴はしっかり残す

今回のブログ投稿の内容は履歴を元に書いています。
履歴を見ないと気が付かない事もあります。
そして私は初心者の時から履歴を自分なりにですが、グーグールスプレッドシートに記載しています。履歴を残すという事は初心者やベテランでも関係なく行う事が出来ます。
当然ベテランの方が的確で分かりやすい履歴を残すとは思いますが、
初心者でも初心者なり履歴を残す事はできます。写真でもいいと思います。
履歴を残すという事は必ず役に立ちますのでぜひとも意識しておこなってみてくださいませ。

FCRセッティング-ジェットニードルストレート径を薄くしたらジェットは濃くすると意味無いかも…【まとめ】

多分CBX1000の適正なジェットには90FTS#1~90FTS#3あたりでスロージェットが55でメインジェットが135あたりかなーと妄想しています。実際にそのようなセッティングにしていた時期もあります。その後に90FXMのジェットニードルに変更してセッティングをしました。ストレート径を1番手変更するという調整が出来ないので何ともむず痒い感じがあるのですが、全年通してあまり気にすることなくクリップ段数を触れます。
現在のCBX1000のセッティングはストレート径を触りたかったので90FTN#1を入れています。
今年の夏は90FTSでもう一度セッティングをしなおすか、90GTMを試してみるか今から色々とプランを練っておきたいと思います。
それでは皆様も楽しいFCRライフをおすごしくださいませ。
シーユーアゲイン!

CBX1000写真ギャラリー

エンジンとFCRが見える写真を過去の投稿から抜粋して掲載します。

FCRのジェット類の購入について

セットで購入する事をオススメしております。一つずつ購入するのは金額や時間の面で考えても非常にロスが出ます。小物については事前にストックを用意しておいた方が安全です。純正や社外品などに特にはこだわりを持たなくても良いと思います。

FCR-メインェット

セット購入をした方がケースもついているし断然お得です。また、広い番手で持っていた方が吉です。全開の時だけでなくて、スロットル開度1/2あたりにも思った以上に影響があります。
ポッシュフェイス(POSH FAITH)
¥1,633 (2024/10/06 16:10時点 | Amazon調べ)
返品の難易度や送料を考えるとアマゾンで買う方が良いと思います。
プライム会員なら送料無料です。

POSH メインジェット FCR 100-112 6個セット

POSH メインジェット FCR 115-128の6個セット

POSH メインジェット FCR 130-142の6個セット
タイトルとURLをコピーしました