FCRセッティング-濃い目or濃い過ぎ。ボコついて乗れない以外は濃い目かなと思う程度にしておく
CBX1000のFCRのセッティングについて、私の最近のトレンドは濃い目かな? という程度にセッティングをするようにしています。 12.5が出力空燃比だとして、スロットルを開けた時に薄くなる症状を考えて、 12.0前後かなと思っています。 余りシビアに出来ない部分もあるので、12台に空燃比が収まっていて、 加速ポンプが過剰に仕事をし過ぎなければ良いなという風にしております。 私の思うFCRの症状で濃い過ぎとはボコついて失火したようになり、 バイクに乗れたものではないような状態を言っています。 黒煙を吐いたりも濃過ぎだとは思いますが、ライディング中はバイクに勢いがついているので、 分からない事もあります。空燃比が濃い過ぎの時は加速した時に調子が悪いのですぐに分かるとおもいます。逆に薄い症状はパワー感が無い状態で吹け上がるのですが、パワーが無い状態でクラッチを握ったり、変速したりすると多少はバイクにパワーが出るので、そんな程度かな?と先入観からか症状は分かりにくい場合があります。 逆に停車中から発進などは濃い目は分かりにくくて薄い状態は分かりやすいです。 空燃比が薄い状態だと発進がまともに出来ません。 そしてスロットル低開度のセッティングをさらに分かりづらくしているポイントが有ります。 アイドルポート、スローポート、パイロットスクリューエアスクリュー、ストレート径、同調、スロットルワイヤーの遊び、 この辺りが微妙なスロットル開度などでも関わってくるので、本当にベストと言える状態にしようかなと思うとそれなりに時間がかかると思います。考え方によっては誤差程度なので、エンジンの始動性がよくて、発進について不備が無い程度であればそこまで気にしなくてもよいかもしれません。 回転落ちなどもシビアに見始めると詰めてセッティングをするという事が必要かなとも思います。
加速ポンプは落とし穴になるかも…
加速ポンプは、吐出タイミングと吐出総量(時間)を調整出来ます。 スロットルを異常なほど急開した時にFCRはガクッと止まるような症状が出ますが、加速ポンプの燃料噴射の関係もあるかなと思っています。 スロットルを開けるとそれだけ多く空気を吸い込みます。 空燃比計を装着するまではFCRってそんな物かなと思っていました。空気吸い過ぎで止まるような症状が出るのかなと。逆に加速ポンプから燃料を入れすぎて止まるような症状が出ているのだなと最近では感じています。急に薄くなり過ぎても変な症状は出るのでしょうけど、空燃比計を見ると急開したのに空燃比が10.0を指したり、richになり過ぎると加速ポンプが強く効き過ぎています。吐出タイミングを遅くするか、吐出総量を少なくするかで対応が必要になります。おおむね総量よりは吐出タイミングを遅くした方がすぐに改善がみられます。もしくは加速ポンプを完全におふの状態にして走行してみると症状を実感しやすいです。 FCRは加速ポンプが付いているキャブレターです。 せっかくついている加速ポンプをオフにしてバイクに乗る物なんだか忍びないです。 適切に調整してFCRを運用するときっと幸せになる事が出来ます。
アイドリング時の空燃比
空燃比計にも誤差があります。オートゲージやPLXを試したり、今までに何個か空燃比計を試しました。センサーは交換していません。センサーの個体差で空燃比が決まるのかなと思います。 アイドリング時の空燃比は自分が良いなと思う状態にするとおおむね12.9で収まる事がほとんどというか、ほぼ全部です。暖気後の数値ですが空燃比計を見ながら調整はしていないのですが、いつも近い数値になります。アイドリング時や発進する時などの低回転域だと薄いという症状は分かりやすいですが、濃過ぎるという症状は分かりにくいです。
FCR初心者向け-通年で濃いかなという程度にしておく
初心者向けではないのかもしれないですけど、セッティングに関しては走行に支障が出ない程度で、 濃いかな?という程度に合わせておけばおおむね、加速感もあってまぁまぁ走れるかなと最近は思っています。調子を良くするためにセッティングをするのではなくて、濃いなと思ったら薄くするようなセッティングもありかなとは思います。FCRは薄いという症状が走行中は分かりにくい気がします。 日本は季節によって温度の差が激しいです。 通年で濃いかなという程度にしておけば、あまり極端にセッティングを触らなくてもストレスなくバイクに乗れるとは思います。
FCRセッティング-濃い目or濃い過ぎ。ボコついて乗れない以外は濃い目かなと思う程度にしておく【まとめ】
FCRのセッティングを始めたばかりの頃はギリギリまで薄目の方が良いかなと思っていたのですが、 最近では濃い目の方がパワー感もあって好みです。 自分が濃い目と思っている空燃比が本当は濃い目でなくて適正な空燃比なのかもしれないので、 他のばいくと明瞭に比べてみないと結果は分かりません。 もう少し、時間をかけて色々なセッティングを試してみてこれだというセッティングをみつけていけたらなとは考えています。春先になりバイクに乗るのが楽しいシーズンになりました。 今年はイベントなどに足を運んでみて色々なバイクを見れたら良いなと考えています。 それではシーユーアゲイン!
CBX1000写真ギャラリー
FCRの同調作業をしている時の写真を中心に過去の投稿から抜粋して掲載いたします。 針の0校正をしておかないと、かなりまずい事になります。出荷時点でもかなりずれています。
バキュームゲージの購入
キャブの同調には必須アイテムでございます。私のCBX1000はデイトナ製の4連を2セット購入して、 6連の状態にして使用しています。特に加工なども必要ありません。シンクロテスターが向いている車輌もございますので、バイクによって商品選択をしてください。