FCR-SJスロージェットを変更②-着脱の着-FCRキャブの取付

FCR-負圧取出しニップル FCR
CBX1000FCRメンテナンス
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FCR-SJスロージェットを変更②-着脱の着-FCRキャブの取付

前回のブログ
【FCR-SJスロージェットを変更。着脱の脱】

FCR-SJスロージェットを変更。着脱の脱22/04/15
FCRの着脱。と言っても脱の方です。加速ポンプを変更しているのと重なってしまったので今の加速感が加速ポンプのおかげなのか?それともSJを濃い目にしたからなのか?CBXのFCRのパイロットスクリューは1つだけ回しても、アイドリングの変化がないか、範囲を大きくはずれているか?変化しているのに気づけない特性なのか?
前回のブログはFCRの取り外しまででしたけど、今回はFCRの着脱をして取り付けした時の写真を、 メインに掲載していきます。 先にセッティングを書きます。 【セッティング】 SJ 48→40→試走→48 JN 90FTR#2 MJ 118 スロージェットを濃い方向から薄い方向に振りました。 番手を48から40に変更しました。 単純に何がしたかったかというと、 1気筒だけPSを開け閉めして回転数が上がったり下がったりするか? を試したかったです。 SJを薄目にする事によってPSは燃料が濃い方向に動かすだけになります。 結果としては、分かりやすいような変化はありませんでした。 検証方法はPSを全気筒PS1.0に合わせて、全閉から3.0まで回していったしだいです。 刻みは15分ずつ程度です。 SJを40と48で検証しました。 私はASの調整をする時に【空燃比計】【a/fメーター】を参考にして調整しています。 概ね下記3点を優先順位をつけて調整しています。 1番優先はクラッチミートした時に発進出来る事。 2番優先は始動時に調子が良い事。始動の可能性が高くて、冷間時でもある程度、 アイドリングを維持してくれる程度の戻しにしています。 3番優先はスロットル開度1/8までの空燃比が思ったような数字になっている事。 今の私のセッティングの技術では各気筒ごとに戻し数を変化させるという事は、 出来そうにありません。 検証は1気筒のみでおこなっていますけど、3気筒一気にずらすなどで、 検証をしてみたら違った結果になったかもしれません。 検証した結果としては1気筒だけPSを触りましてもアイドリング時だけでは変化は分かりにくいという事です。

FCR取り付けの準備

スロットルワイヤーやアイドリングストップスクリューや加速ポンプなどの調整を可能な範囲で触ります。
スロットルワイヤーとアイドリングストップスクリューを触ったあとは必ず同調は取るようにしています。
同調前にはメーターの校正もします。6連にしている点と普段から同調をまめに取るようにしているので、そんなに時間はかかりません。写真をメインにコメント入れながら記載します。
CBX1000-加速ポンプツメ調整
CBX1000-加速ポンプツメ調整
シグネスゲージ
シグネスゲージ
FCRの加速ポンプの調整は切り欠きの幅で合わせるようになっています。
マニュアルにも指示はあります。
しかし測定しにくい形状なので、0.1㎜単位で合わせるのは難しいです。
フロートの油面の調整と加速ポンプの調整はどうやったら精度を高く調整出来るのかよく分かりません。
本当にキャブレターは精密機器と言っていいのか疑問に思えてしまう調整の仕方です。
バキュームゲージ
バキュームゲージ
6連バキュームゲージ
6連バキュームゲージ
バキュームゲージについては新品でも針が狂っている場合がほとんどだと思います。
私はバキュームゲージの使用前に必ず針の校正をするようにしています。
ゴムホースの取り付け口もタイラップつけたりして気持ち程度きつめにしています。
ちなみに始動前にはバキュームゲージをバルブを閉めておいてください。
勢いよく針が動いてバキュームゲージが壊れるらしいです。
壊したことはないので真偽はわかりません。
FCR-負圧取出しニップル
FCR-負圧取出しニップル
FCR-負圧取出しニップル
FCR-負圧取出しニップル
CBX1000-スケルトン
CBX1000-スケルトン
2股のスロットルワイヤーを使う時は、全閉めはトップスクリューで確認しています。同時に開き始めることが目的です。全開についてはスロットルワイヤーで調整して全開になる時が同時になるようにしています。私は遊びはスロットル側で調整しています。タンクを乗せてから、ハンドルを左右に切って引っかかりがないかも見るようにします。バルブの開閉については2股になっているキャブはデメリットが非常に大きいと思っています。2股になっているメリットはほぼ感じられません。
分割が出来るので作業性が増すかもしれませんが、分割したことによって生じる作業性の悪さもあります。1本で引けるFCRを触った事がないので、なんとも言えませんが、2股のスロットルワイヤーは可能なら使わない方がセッティングの精度を高いです。
CBX1000
CBX1000
試走に向かいます。クラッチミートしたり、ちょっとした坂道を低速で登ったりして徐行の範囲から確認します。AS回して良さそうな戻しを探します。
その後に通常走行で加速させてみたりしてベストなASの位置を決定します。

試走した感想

SJ48の方が良い気がしました。スピードはそんなに出していません。検証するのが目的だったのですけど、せっかくなので、SJを変更した変化も見てみたいなと思っていました。
履歴を取っているので、セッティングは悩まずに戻せます。
低開度、低速域はASなどのスクリューで対応が出来るので走行不可やおかしくてどうにもならないという事はほとんどないと思っています。また、加速ポンプもあるので、吹けあがりもそこまで変になる事はないと思っているので、気軽には変更しました。作業自体は気楽ではないのですけど、
正味な話、SJはスクリューで何とか出来るから大きく外れていなければ、どうにでもなります。
むしろ、スクリューの範囲を決定するのがSJかなとも思えます。当然スクリューの範囲以外にもありますけど。
話がずれましたけ、試走した感じは加速中にパワー空燃比を持ってきて急開などに対応したかったので大きなSJにしているので、今の私の好みはみたしていないような気がしたので、すぐに元に戻しました。空燃比は濃いと燃費が悪いというわけではないので、あしからず。

FCR-SJスロージェットを変更②-着脱の着-FCRキャブの取付【まとめ】

【FCR】は後付けのキャブレターで汎用性が高いので、他車種からの流用も出来ます。
何とかしてつけばよい的な所もあるので、整備性が悪くなったりする側面もあるのかなと思います。
V型エンジンなども同じような悩みを抱えているのかなと思います。本来FCRをはじめ、レーシングキャブレターは手軽にセッティングが出来る事がコンセプトのひとつにあるのではないかと思っています。
私がFCRのセッティングを楽しめているのは【空燃比計】【a/fメーター】のおかげかなと思っています。おそらくプロの方が空燃比計無しで調整した場合はフィーリングを優先してセッティングをするので、走った感じを優先してセッティングを行うと思います。しかし、プロ以外の方は自分の車輛しか触る事がないので、薄すぎてエンジンを壊さないか?好調かどうか分からないなどの不安があると思います。空燃比計は安価で取り付ける事が出来ます。FCRを含めてレーシングキャブレターは多少でも自分で触らないとまずいかなと思います。
理由はショップにお願いしたとしてセッティングが良いのか、悪いのか、分からないからです。
ドレスアップとして取り付けている人もおられます。
セッティングを楽しむという行為を行わないのはもったいない気がします。
少なくとも初心者でもネットの検索とFCRセッティングマニュアルの熟読とYouTubeで調べて何とか出来る世界になっていると思います。
ネットが普及していない時代は情報が少なすぎて、ショップや詳しい方に相談しながらでないとどうにもならなかったのではないかと思っています。
私もやったことない素人からスタートしています。
素人がステップアップしていく目線から解説すると参考になる事があるかもしれないと思っています。
それでは!シーユーアゲイン!

バキュームゲージの購入

キャブの同調には必須アイテムでございます。私のCBX1000はデイトナ製の4連を2セット購入して、
6連の状態にして使用しています。特に加工なども必要ありません。シンクロテスターが向いている車輌もございますので、バイクによって商品選択をしてください。
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