FCR-SJスロージェットを変更②-着脱の着-FCRキャブの取付
前回のブログ 【FCR-SJスロージェットを変更。着脱の脱】前回のブログはFCRの取り外しまででしたけど、今回はFCRの着脱をして取り付けした時の写真を、 メインに掲載していきます。先に結果よりになるのですけど、セッティングを書きます。 最初と最後に結果を書いて、半ばに解説や写真を書いていこうと思います。 【セッティング】 SJ 48→40→試走→48 JN 90FTR#2 MJ 118 スロージェットを濃い方向から薄い方向に振りたかったので、 薄い方向に振りました。単純に何がしたかったかというと、 1気筒だけPSを開け閉めして回転数が上がったり下がったりするか? を試したかったです。 結果としては、認識出来るような変化はありませんでした。 検証方法はPSを全気筒PS1.0に合わせて、全閉から3.0まで回していったしだいです。 SJを40と48で検証しました。同じ方法でASでも試しましたけど、 変化は分かりませんでした。 以上の事で分かることは ①私の感覚が鈍い ②CBX1000のFCRが壊れている ③CBX1000のFCRはPSを回しても回転数に影響を与えない。 私はASの調整をする時に【空燃比計】【a/fメーター】を参考にして調整しています。 概ね下記3点を優先順位をつけて調整しています。 1番優先はクラッチミートした時に発進出来る事。 2番は始動時に調子が良い事。始動の可能性が高くて、冷間でもある程度、 アイドリングを維持してくれる程度の開度にしています。 3番は1/4までの空燃比が思ったような数字になっている事。 その際に1番に関してPSを触る事で解決していたことがあったのですけど、 果たしてそれがあっているかどうかを試したかったのです。 1番に関してPSで調整出来るなら、3番も対応出来るという事になる寸法です。 今の私のセッティングの技術では各気筒ごとに戻し数を変化させるという事は、 出来そうにありません。 検証は1気筒のみでおこなっていますけど、3気筒一気にずらすなどで、 検証をしてみてもいいかなと思ったのですけど、 実験をするのが目的でなく快適にバイクに乗る事が目的です。 結果として回転数に影響が出たとしても実際PSの調整を各気筒ごとに出来るかというと、 そういった方法だと難しいなとは思います。 当分の間はASとPSは各気筒同一で走らせようと思います。 FCR-SJスロージェットを変更。着脱の脱FCRの着脱。と言っても脱の方です。加速ポンプを変更しているのと重なってしまったので今の加速感が加速ポンプのおかげなのか?それともSJを濃い目にしたからなのか?CBXのFCRのパイロットスクリューは1つだけ回しても、アイドリングの変化がないか、範囲を大きくはずれているか?変化しているのに気づけない特性なのか?どうもはっきりと分からない状態だからです。
FCR取り付け。着。前準備
アクセルワイヤーやトップスクリューや加速ポンプなどの調整を可能な範囲で触ります。 アクセルワイヤーとトップスクリューを触ったあとは必ず同調は取るようにしています。 同調前にはメーターの校正もします。6連にしている点と普段から同調をまめに取るようにしているので、そんなに時間はかかりません。写真をメインにコメント入れながら記載します。
FCRの加速ポンプの調整は切り欠きの幅で合わせるようになっています。 マニュアルにも指示はあります。 しかし測定しにくい形状なので、0.1㎜単位で合わせるのは難しいと思います。 フロートの油面の調整と加速ポンプの調整はキャブレターは精密機器! と言っていいのか疑問に思えてしまう調整の仕方です。 そもそも、うちのCB子ちゃんは加速ポンプが二つあるので精度についてダメ出しするのは、 筋違いかもしれませんけど…
バキュームゲージについては新品でも狂っているのを知ると触る前に必ず合わせるようにしています。 あとはゴムホースの取り付け口もタイラップつけたりして少々きつめにしています。 ちなみに始動前にはバキュームゲージを占めておかないと針が壊れるらしいです。 壊したことはないので、わかりませんけど、そういった使い方を繰り返すことによって、 針がずれてきたりするのかなと思っています。
2股のアクセルワイヤーを使う時は、全閉めはトップスクリューで確認しています。同時に開き始めることが目的です。全開についてはアクセルワイヤーで調整して全開になる時が同時になるようにしています。私は遊びはスロットル側で調整しています。タンクを乗せてから、ハンドルを左右に切って引っかかりがないかも見るようにします。バルブの開閉については2股になっているキャブはデメリットが非常に大きいと思っています。2股になっているメリットはほぼ感じられません。 分割が出来るので作業性が増すかもしれませんが、分割したことによって生じる作業性の悪さもあります。1本で引けるFCRを触った事がないので、なんとも言えませんが、2股のアクセルは可能なる使わない方がよいなといつも思っています。

試走に向かいます。大体、クラッチミートしたり、ちょい坂を登ったり、低回転でギヤをあげてみたりから始めます。それをAS回してよさそうな所見つけます。 その後にかそくさせてみたり、スピードを出してみたりしてバイクらしい走行をします。
試走した感想
SJ48の方が良い気がしました。スピードはそんなに出していません。検証するのが目的だったのですけど、せっかくなので、SJを変更した変化も見てみたいなと思っていました。 履歴を取っているので、セッティングは悩まずに戻せます。 低開度、低速域はASなどのスクリューで対応が出来るので走行不可やおかしくてどうにもならないという事はほとんどないと思っています。また、加速ポンプもあるので、吹けあがりもそこまで変になる事はないと思っているので、気軽には変更しました。作業自体は気楽ではないのですけど、 正味な話、SJはスクリューで何とか出来るから大きく外れていなければ、どうにでもなります。 むしろ、スクリューの範囲を決定するのがSJかなとも思えます。当然スクリューの範囲以外にもありますけど。 話がずれましたけ、試走した感じは加速中にパワー空燃比を持ってきて急開などに対応したかったので大きなSJにしているので、今の私の好みはみたしていないような気がしたので、すぐに元に戻しました。空燃比は濃いと燃費が悪いというわけではないので、あしからず。
FCR-SJスロージェットを変更②-着脱の着-FCRキャブの取付【まとめ】
【FCR】は後付けのキャブレターで汎用性が高いので、他車種からの流用も出来ます。 何とかしてつけばよい的な所もあるので、整備性が悪くなったりする側面もあるのかなと思います。 V型エンジンなども同じような悩みを抱えているのかなと思います。本来FCRをはじめ、レーシングキャブレターは手軽にセッティングが出来る事がコンセプトのひとつにあるのではないかと思っています。 私が、今、FCRのセッティングを楽しんでいるのは【空燃比計】【a/fメーター】のおかげかなと思っています。おそらく、空燃比計無しで調整した方がフィーリングなどで調整するので、走った感じなど素晴らしいセッティングが出来ると思います。しかし、プロ以外の方は自分の車輛しか触る事がないので、薄すぎてエンジンを壊さないか?好調かどうか分からないなどの不安がずっとついてくると思います。現在は安価で手間も少なく空燃比計を取り付ける事が出来ます。FCRを含めてレーシングキャブレターは多少でも自分で触らないと非常にまずいと現在は思っています。 理由はショップにお願いしたセッティングが良いのか?悪いのか?分からないからです。 見た目だけで取り付けるのは楽しめる事が減るので、少しもったいない気がします。 少なくとも初心者というか、触った事がない所からでもネットの知識とマニュアルとYouTubeで、 現在は自分で調べて何とか出来る世界になっていると思います。ネットが普及していない時代は情報が少なすぎて、ショップや詳しい方に相談しながらでないとどうにもならなかったのではないかと思っています。次回以降は空燃比計や初心者向けにCBX1000のFCRのセッティングを投稿していこうかと思います。 ※私も100戦錬磨というわけではないのですけど、やったことない素人からスタートしているので、 そういった目線から解説すると参考になる事があるかもしれないと思っています。 それでは!シーユーアゲイン!
バキュームゲージの購入
キャブの同調には必須アイテムでございます。私のCBX1000はデイトナ製の4連を2セット購入して、 6連の状態にして使用しています。特に加工なども必要ありません。シンクロテスターが向いている車輌もございますので、バイクによって商品選択をしてください。
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